かかとの正しい使い方 | テコンドーが上達する練習方法

かかとを用いた蹴り技は後ろ廻し蹴りやかかと落としを代表に破壊力が大きいことで知られています。かかとは強固な部位なので板割りでも7枚に重ねた杉板を横蹴りですべて割るほどの貫通力があります。

テコンドーでの型の中では横蹴り、後ろ蹴りで正確に相手の急所を打ち抜く想定で繰り返し練習します。かかとを用いた蹴り技の上達のためのコツや正しい練習方法が存在します。

今回はかかとを用いた蹴り技の基本練習、実戦での意味を理解した上達方法を述べていきます。

1. かかとを用いた蹴り技の基本練習

かかとを用いた蹴り技は主に横蹴りと後ろ蹴りで使います。

横蹴りも後ろ蹴りも直線形の技であり、最短距離で衝撃を集約させるのでもともとの破壊力が非常に高いことで知られています。その恐ろしさは防具の上からでも衝撃が貫通し、後ろ蹴りをもらって内臓破裂した選手もいるほどです。

ここではかかとを用いた蹴り技の基本練習と上達のコツについて解説します。

1. 蹴り足のつま先を下に向ける

かかとを用いた蹴り技は破壊力の高さがウリです。その威力を最大限に生かすにはかかとの一点を意識する必要があります。

かかとを意識する練習、コツは非常に簡単です。しかし、これができるかできないかでは破壊力の大きさを左右するほど重要な要素です。

それは「つま先を下に向ける」ことです。

初心者の方は横蹴りの時につま先が上に向いていることが多く、前蹴りと横蹴りの中間のような軌道を取ることが多いです。

確かに中間軌道の蹴り技も存在しますし、意図的に行うことで試合で有効な場面もありますが、ここでは基本を練習するために一度その蹴り方は忘れましょう。

テコンドーの型の動作では力を一点に集約して倒す蹴り方を重視しているので、まずはつま先を下に向けます。ただし、極端に下向きにならないようにしてください。

目安はつま先の角度が地面と平行になった状態から15°ほど下に傾けた状態です。




真横を意識するのが理想ですが、初心者の方は多少オーバーにやったほうが感覚的に覚えやすいので、蹴り足のつま先を下に傾けましょう。

かかとが少しだけ上に来ることによって、自然とかかとが突き出た状態になり、衝撃を一点に集約することが可能になるのです。

2. かかとを用いた蹴り技の実戦運用

さて、上記ではかかとを用いた蹴り技の基本について説明しましたが、今度は実際の意味を考えた上達のコツについてのポイントについて説明します。

テコンドーは武道でもありますので型の動作はすべてルールのない実戦に通じています。つまりテコンドーの基本動作は実戦に基づいた意味があるのです。そこを理解すると上達が一気に早まります。

1. 蹴り足の逆側の手を引いてパワー3倍増し

上記ではかかとを用いた蹴り技の基本について述べましたが、型にも試合にも通じる最大の秘訣について説明します。

型の中でも横蹴り、後ろ蹴り、後ろ廻し蹴りなどかかとを用いた蹴り技はこのテクニックによって衝撃を一点に集約させます。

それは「蹴り足の逆側の手を引く」ことです。

型の動作で横蹴りを蹴る時に反対側の手は引きますよね。後ろ廻し蹴りを試合で蹴る時にも腰を逆方向に捻るかと思います。

これは反動力といってテコンドーの力の伝えた方で根幹をなすやり方で、「引手でブレーキをかけることによって蹴り足を加速させ、力を一点に集中させる」蹴り方なのです。

これさえできれば、かかと落としだろうと後ろ廻し蹴りだろうと一撃必殺の破壊力を生み出すことにもなりますし、何より蹴りが流れないので美しくキレのある動作となります。型はキレを重視しますのでこの「反動力」を意識してください。

型の動作は工夫次第で組手技術の向上にもなります。

以上がテコンドーにおけるかかとを用いた蹴り技の練習方法と上達のコツです。かかとを用いた蹴り技は破壊力の高さが利点ですので普段の型から「つま先を下に向ける」「反動力を使う」ことを意識して練習しましょう。ご清聴ありがとうございました。




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