フラダンスの名曲「カウルヴェヒオケカイ」

フラダンスには長く踊られているスタンダードな名曲がたくさんあります。

その中でも代表的な曲の歌詞と和訳、曲の舞台や背景などを紹介します。

今回は、仲間と一緒に海に海藻を取りに行くという内容の、明るく楽しい名曲「カ ウルヴェヒ オ ケ カイ」です。

「カ ウルヴェヒ オ ケ カイ」は、海の美しい緑と訳すことができます。

1.Ka Uluwehi O Ke Kai

He ho`oheno ke ike aku   目にするだけで満たされる歓び

Ke kai moana nui la   広くて大きな海

Nui ke aloha e hi`ipoi nei   とても身近で大切なもの

Me ke `ala o ka lipoa   濃密な海草(リポア)の匂い

He lipoa i pae i ke one   それは浜辺に打ち寄せる深緑(リポア)の香り

Ke one hinuhinu la   白く輝く砂浜

Wela i ka la ke hehi a`e   陽差しが焼いた砂浜を歩く

Mai mana`o he pono keia!   これが正しいと思ってはいけません
Ho`okohukohu e ka limu kohu   キレイに並んだリムコフ藻はすごく魅力的

Ke kau i luna o na moku la   海洋の岩の上

`O ia maku `ula la e ho   思わず手にしたくなります

`Oni ana i `oi anei   あちこちで誘うように揺れているのです

Haina mai ka puana   お話しを繰り返すと

Ka lipoa me ka limu kohu   リポアとリムコフ

Hoapili oe me ka pahee   パヘエへエとは親しい

Anoni me ka lipalu   リパルもみんなあなたの仲間

2.カ ウルヴェヒ オ ケ カイの風景

Uluwehi はハワイ語で青々とみずみずしく繁ったという意味です。

Kai は海なので、海に青々と繫っているもの、海藻を指しているのではないかと思われます。

歌詞の中に何度かlipoaという言葉が出てきます。

これを辞書で引くと「人気のある2種類の食用の茶色い海藻(Dictyopteris plagiogramaとD.australis)」と書かれてありました。

どちらも岩場の波打ち際で簡単に見つかるそうです。

Dictyopteris plagiogramaとは日本名で『スジヤハズ』のことで、日本では八丈島でも採取されているそうです。




Dictyopteris autralisの方の日本名は残念ながら分かりませんでしたが、どうやら同じ種類の海藻のようです。

ハワイの人々はこの海藻を塩漬けにして保存し、魚など一緒に食べていたそうです。

歌詞に『濃密な香り』とあるように、とても強い香りを持ち、スパイシーな味だということです。

2番の最初の部分で『浜辺に打ち寄せる新緑の香り』とあるように、強い香りのリポアが浜辺に打ち上げられている様子が分かります。

日差しに焼けて熱くなった砂の上を歩くのは大変だったのでしょう。

それでもキャッキャとはしゃぎながら海藻を集めている女性たちの姿が目に浮かぶようです。

3.カ ウルヴェヒ オ ケ カイのもう一つの風景

海藻はさらに何種類か登場します。

中でもリムコフという海藻は、最高の海藻といわれ最も珍重された海藻だと思われます。

綺麗に並んだリムコフはとても魅力的で、思わず手にしたくなると歌われていますが、一説にはこの曲で海藻が意味しているのは男性だということです。

濃密な香りを放つリポア、最高に魅力的なリムコフ、パハエハエもリパルもみんな親しい仲間だしとても素敵だから、誰を選ぼうかしら。

実は、若い女性が競って海藻ならぬ恋人を手に入れようとする、楽しそうに見えるけれど実は真剣な様子を歌った歌なのかもしれないですね。

4.まとめ

この曲を踊る時は、浜辺で走り回ったりした若い頃のことを思い出したりして、とにかく楽しそうな様子を表現するといいでしょう。

「愛している」とか「切ない」などの感情よりは表現しやすいので、フラダンスを始めたばかりの方でも難しくないと思います。

長く愛されている名曲を踊ることは、フラダンスを学ぶ上でとてもいい経験になります。

そして、曲の背景を学ぶことも大切な経験の一つですので、この機会に教わった曲について自分なりに調べてみるのもいいかと思います。




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