ブレイクダンスは大きく分けて、3つの構成によって成り立っています。
立ち踊りの「エントリー」、床でステップや技を行う「フロアムーブ」、決めポーズの「フリーズ」の構成がありますが、ブレイクダンスにおいて最も『ダンス要素』の強い「エントリー」について紹介させて頂きます。
1.ブレイクダンスにおいてエントリーの重要性
エントリーは立ち踊りに当たります。
流れている音楽に合わせて、次々とステップを踏んでいきます。
特に初心者の方は大技のパワームーブにばかり興味・意識が集まりますが、パワームーブのみを繰り出しても、それはダンスとは呼べません。
「エントリー」という、踊りがあってこそのフロアムーブやフリーズになりますので、非常に重要な要素となります。
そこで、代表的なエントリーについて、以下に紹介していきます。
1.トップロック
エントリーの中で最もオーソドックスな動きです。
直立状態から両手をクロスさせ、片足を前に出すのと同時に両手を広げます。
片手で頭を押さえたり、片足を前にでは無く、後ろや横に出す等ダンサーの個性が出てきます。
初心者の方は、まず「トップロック」から練習を行いましょう。
2.アップロック
ブレイクダンスのバトルでは頻繁に使われている動きです。
挑発や威嚇のジェスチャーを4カウント(リズム)で繰り出していきます。
パンチやキック、銃で撃つ仕草等、非常に自由度が高く、表現の幅が広いです。
ポイントとしては、恥ずかしがらない事。
役者になったつもりで思い切りやりましょう。
3.ツイストステップ
別名インディアンロックとも呼ばれます。
片足を前に蹴り出し、もう片足を、腰を捻る事でクロスさせる動きです。
最初は少し難しいかも知れませんが、解説を聞きながらゆっくりとやっていけば形になっていきます。
4.ブロンクス
音楽に合わせやすく、ダンスのショー等で多く使われます。
足を巻くように蹴り出し、交互に繰り返していきます。
こちらも最初は難しいですが、一つ一つ動きを確認しながら習得していきましょう。
出来るようになると気持ちいいですよ。
5.チャールストン
こちらもショーで多く見られます。
音楽に合わせ、歩くようにステップを踏んでいきます。
形を真似するだけなら簡単ですが、格好よく見せるには難しいです。
アップダウンを意識して動きにメリハリを付けましょう。
2.エントリーの練習法
エントリーの代表的な5つの動きを紹介させて頂きました。
「エントリーは形を覚えればいい」という訳ではなく、どれだけ音楽に合わせられるか、自分を表現出来るかが重要となります。
その為、初心者の内に音楽を掛けながら練習を行うようにし、音楽に合わせる事を意識付けましょう。
また、姿鏡等全身が映り、自分の動きを確認しながら練習すると効果的です、
無い場合でも、スマホ等で動画として撮影して確認するのもいいですね。
この動きは格好良いか、こうしたらもっと格好良くなるのではないか。と常に探求していくと、貴方ならではの「エントリー」が出来ると思います。
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