ブレイクダンスの構成の一つである、「フロアムーブ」。
フロアムーブは、ダイナミックな大技を繰り広げる「パワームーブ」と、床に手を付けてステップを踏む「フットワーク」に分かれます。
そこで、今回は「フットワーク」の習得法について解説していきます。
1.ブレイクダンスにおいてフットワークとは?
ブレイクダンスにおいて、地面に両手を付けて、屈んだ状態からステップを踏んでいく事を「フットワーク」と呼びます。
地面に手を付けてはいませんが、「コサックダンス」を想像すると近いです。
エントリー同様、自由度が高い事から個性が強く発揮されます。
まずは基礎の6つのステップを紹介しますので、基本的な動きを習得しましょう。
1.6歩
6歩とは、六回足を動かして元の形に戻るステップです。
スタートは四つん這いの状態から膝を浮かせた形となります。
フットワークにおいて最も基礎な技となり、初心者の方は6歩から習得していきます。
コツとしては、しっかりと手に体重を乗せる事です。
スタート以外は片手のみ地面についており、途中で手を切り替えますがその時にスムーズに体重移動が出来るかが鍵となります。
また、レクチャー動画では地面についている手が指を立て、掌を地面に付けていませんが、最初は危険なので初心者の方は掌を地面に付けて練習するようにしてください。
2.5歩
5歩とは、五回足を動かすステップです。
6歩を一回分短縮した動きになります。
6歩の一歩目を短縮している為、6歩を習得した後に練習すると簡単です。
3.4歩
4歩は、四つん這いの状態から膝を浮かした状態で、足を交差させていくステップです。
こちらも名前通り、四回足を動かしている為、4歩と呼ばれています。
こちらは簡単な割に見栄えが良く、初心者の方にもお勧めです。
4.3歩
3歩は三回足を動かし、180度向きを変えるステップです。
こちらも簡単に習得でき、ダンスに取り入れやすいです。
5.2歩
2歩は二回足を動かすステップです。
別名ベビースワイプスと呼ばれ、6歩~3歩と比べると初心者には非常に難しいです。
6歩~3歩は地面に足が着いていましたが、2歩では完全に足を浮かせなければなりません。
こちらは2歩以外の6歩・5歩・4歩・3歩・1歩を習得し、体重移動がスムーズに出来るようになってから取り組むと良いでしょう。
難易度が高い分カッコいいですし、こちらが完璧に出来るようになると、「スワイプス」というパワームーブの技の近道になります。
6.1歩
1歩は足を旋回させ、軸となっている足で飛んで回した足をくぐらせます。
体操では、片足旋回と呼ばれています。
ポイントとしては、しっかりと手に体重を乗せる事です。
最初は回す足が曲がってしまうと思いますが、練習を重ねて足を伸ばせるようにしていきましょう。
2.6歩~1歩を繋げてみよう
6歩~1歩の動きを習得したら、一回ずつステップを変え繋げてみましょう。
6歩から始めても、1歩から始めても良いですし、順番を変えて、5歩や2歩から始めてもかっこいいですよ。
技と技を繋げる事で、ブレイクダンスとなり、踊っていると実感できるはずです。
また、6歩から3歩のポイントとしては、腰の高さを一定にする事です。
高さが一定だと非常に綺麗に見えます。
とはいえ、初心者の内は難しいと思いますので、まずは形を覚え徐々に意識していくようにしましょう。
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