登山する際に、その山の難易度がどれぐらいであるのか事前に調べる必要も当然としてありますが、自分自身の登山経験値や登山技術などのレベルがどれぐらいであるのか知ることも非常に大切になります。
初心者から始め、徐々に登山経験を積んでいくと、次はこの山に登りたい、次は今回登った山より難易度を上げて登ってみたいと思われる方も当然多くお見えになるかと思います。自分の技術やレベルを過信しすぎると遭難する可能性にも繋がります。
そこで初心者、中級者や上級者など登山の際の難易度判断の1つになるようにポイントなどをご紹介します。
1.登山の難易度を判断する
登山時の難易度を判断する基準としてあげられるのは、標高差、コースのタイプ、コースにかかる時間、難所の有無があります。それぞれトータル的に登りたい山の情報収集をし、自分のレベルにあった山選びをすることが重要です。
自信がなかったり、レベルの高い山への登山の際は、極力1人ではなく複数名のグループで登山をするか、ベテランの登山経験者をメンバーに入れることをお勧め致します。
2.標高差での難易度
難易度を判断する1つして、まず標高差があります。標高が高くなるにつれて、体力も必要ですし難所も増えてくる可能性もあります。天候などの変化も生じやすくもなります。
標高の目安としては、1000m級の低山は日帰りが可能で初心者向けです。2000m級は日帰りも可能ですが1泊する必要のある山もあります。主に中級者向けです。3000m級の高山は上級者向けで山小屋やテントなどで宿泊が必要となります。
3.コースおよびコースにかかる時間での難易度
標高差以外にも、コースやそのコースをクリアするまでの時間がどれぐらいあるのかも登山の難易度を判断する基準にもなります。
まずコースのタイプにおいて、往復タイプは行きと帰りで同じ道を辿るため、道に迷いにくいのがメリットで初心者向けであります
行きと帰りのコースが違う周回タイプは道に迷う危険性もあります。縦走タイプは稜線で結ばれた複数のピークを踏破していくため、登山経験値やレベルが必要となります。
またコースにかかる時間の目安は、往復4~6時間は、ハイキングや軽登山レベルであるため初心者向きです。往復8時間は中級者向けとなり体力もかなり必要となります。それ以上の12時間は上級者やアスリート向けでアルプス縦走などがあたります。
4.難所の有無での難易度
その山の難所の数やどういった危険を伴う難所であるのかも登山の難易度をはかる目安となります。登山道など整備されているのか、休憩場所など水場や山小屋はあるのか、ガレ場や岩場、クサリ場、沢などがコースに含まれているのかも大切です。
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