前回はパッティングのラインの見方についてお伝えしました。
今回はパッティングのラインの一種なのですがグリーンの傾斜の見方について見ていきたいと思います。
傾斜によってボールの転がり方は全く変わってしまいますので傾斜についても見ていきましょう。
1.傾斜の見方
ゴルフのパッティングにおいてラインを読むことと同じくらい傾斜を読むことが重要になってきます。
傾斜とは字のごとく傾きのことで前回お伝えしたラインを読むことと似たようなところがありますがグリーンのスピードによってボールの曲がり幅は大きく変わってきます。
ゴルフでグリーンのスピードのことを「フィート」で表現しますが、アマチュアが通常ラウンドするゴルフ場のグリーンは8~10フィート前後の速さですが、プロなどが試合を行うゴルフ場のグリーンは12フィートほどの速さになります。
いきなりフィートで言われてもピンとこないと思いますが、アマチュアとプロではグリーンでのボールの転がるスピードが違うということです。
このスピードが違うだけで全く同じようにパッティングをしても曲がり幅は違ってきますし、下りのラインでパッティングを行えば同じ強さでパッティングをしても転がる距離が違ってきます。
ここでお伝えしたいのは、傾斜を読むためにはグリーンのスピードを把握しておくことが重要であるということです。
グリーンのこのスピードを把握できていなければ傾斜を読んでもカップインできなくなってしまうのです。
では、どのようにグリーンのスピードをラウンドの時に把握するかというと、以前パッティングの距離の打ち分けでもお伝えしましたがゴルフ場には練習グリーンがあります。
練習グリーンはホールのグリーンと同じような状態にしてありますので距離の打ち分けの練習を練習グリーンでして頂ければ自然とそのゴルフ場のグリーンのスピードも把握できるようになります。
グリーンのスピードを把握できたのならあとは傾斜が右に曲がっているのか、又は左に曲がっているのか下っているのか上っているのかを読むだけになります。
そこはラインを読むところとあまり変わりません。
1.傾斜を読めたあとのパッティング
では、次にグリーンの速さも把握しラインも読めたとして実際にボールを打つときのパッティングのポイントをお伝えしたいと思います。
上りか下りの真っすぐなラインであればボールを打ち出す強さに注意するだけでよいのですが左右どちらかに曲がるラインの狙い方は、ボールが曲がり始めるラインの頂点を探してあげることです。
ボールとカップを結んだ線とボールが曲がり始める頂点でできる三角形をイメージします。
その三角形をイメージできればボールを打ち出す力加減もイメージしやすくなります。
あとは実際にそのボールが曲がり始める頂点に向かってボールを打つだけです。
もちろんカップに吸い込まれるボールをイメージしながら打ってもよいのですが、あまりボールが曲がるイメージが強いと難しくなりすぎるので、ボールを曲がり始める頂点に向かって真っすぐ打つことに意識を集中したほうがよい結果が生まれやすいです。
ゴルフのパッティングにおいては狙ったところに真っすぐ打てるかが重要になってきます。
傾斜もラインも読めて真っすぐ狙ったところに打てれば必ずカップインの確率は増えてきます。
そうなるようにがんばって練習しましょう。
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