人気のルアー釣りに挑戦してみたい!という初心者の方は、まず、基本中の基本として「ルアー竿」について知っておいたほうがよいでしょう。
ということで、ここではルアー釣りの初心者の方に向けた、「ルアー竿」についての基礎知識について説明してみましょう。
1.ルアー釣り、竿の各位置について
まず、竿の各位置からについてです。
竿の先端は「トップ」と呼ばれている、重要な部分です。
ここはアタリ(魚が餌を食べたとき、サオ先・ウキが動くこと)を取るのに不可欠で、ここだけ違う材質になっている場合もあります。
トップを含めた竿の先部分を「ティップ」といいます。
「ティップ」の下には「ベリー」という、魚の力を受け止めるのを受け持つ部分があり、これをうまく受けるには曲がりがきれいなことがポイントとされています。
「ベリー」の下には、「バット」という、魚に対してイニシアティブを取ることに重要な部分です。
そのために、補強素材が使われていたりします。
「バット」の下は、「リールシート」といい、ここに手で持つ部分である「グリップ」があります。
「リール」を固定する役割があって、「リールシート」がきちんとしていないものではリールがガタガタしてしまいます。
「トップ」から「バット」までは、「ガイド」というライン(釣り糸)を通すためのパーツがついています。
これは金属製がほとんどで、竿部分と「スレッド」という糸でつながっています。
なお、竿先の先端のガイドを「トップガイド」といいます。
ちなみに、「インターライン」という竿の中にラインが通るタイプでは、ガイドが無いものがあります。
ここ数年のルアーロッドは、このガイドが小口径化したのが大きな進化です。
ガイドが小さくなって分散されたことによりブレが減って投げやすくなりました。
繊細なコントロールが要求されるライトゲームでは特にこれが違いとなります。
2.竿の長さにもいろいろあります
また、竿というのは、いろいろな長さがあります。
この長さの表記が特殊で、メートルではなく「フィート」で表されます。
1フィート30.48センチで、6フィートだとすると1メートル82センチほどになります。
このあたりは初心者にはわかりづらいかもしれませんが、釣りをしていればなんとなくわかってくるでしょう。
初心者の方では、長いほうがいいのかなと思うかもしれませんが、竿が長いことには、メリットとデメリットがあります。
まずメリットとしては、もちろん飛距離が長くなることがあります。
また、タメが効いたり、足場が特殊な場合でも釣りやすいという面がメリットです。
デメリットとしては、長いことで重くなるために持ち運びにくく疲れがたまりやすいということ、操作性が悪いという面があります。
ルアー竿の本体というものも、現在では進化をしています。
現在ではカーボンが主流な素材となっていますが、昔の主流であったグラスと比べると軽くて強靭、感度が良いというメリットがありますが、値段が高価で折れやすいというデメリットもあります。
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