ベリーダンスの衣装としてだけではなく、ダンスの表現方法の一つとしても使用されるジプシースカート。
色とりどりのスカートワークが魅せるステージはとても華やかで美しいものです。
1.ロシアンジプシーダンスのスカートワーク
ジプシー(ロマ)ダンスは移民として各地を巡ってきた歴史があるため、インドからトルコ、ハンガリーやルーマニアなど各地の文化と融合し、その土地その土地ごとの色を出しつつ受け継がれてきました。
その中でも様々なスカートワークが見られるのがスペインのフラメンコとロシアンジプシーダンスですが、フラメンコとロシアンジプシーダンスではまた違ったスカートワークとなります。
ただしスカートワークが重要視されるロシアンジプシーダンスですが、元々はステップダンスがメインのダンスでスカートワークは後付けされたもののようです。
2.アメリカ発祥のジプシー・フュージョン
日本でよく踊られているスカートワークはアメリカを発祥とする、ジプシー・フュージョンからきているもので、スカートワークを別名:ジプシー・スカートと呼び、ボリュームのあるティアードスカートを着用し、そのスカートをひらひらと舞うように扱ったり、孔雀のように広げたりしながら踊る方法です。
アメリカは移民の国なので、ジプシーを始めとする様々な国のベリーダンスを吸収して、確立していった歴史背景があるからとも言えます。
1.9/8拍子でダイナミックなジプシーダンス
ジプシーダンスはダイナミックでくるくると回転する動きも多いので、ターンのたびに広がるスカートも上から見ると花が開いたように美しく、スカートの端を持って振り上げるスカートのなびく様子やひらひらと振りかざす動きはとても華やかです。
独特の9/8拍子のリズムにのせて、スカートワークやスピード感のあるフロアワーク、またジルというフィンガーシンバルやタンバリン、カスタネットなど多種多様に繰り広げられる演出に心を奪われる人も多いはずです。
3.25ヤードスカートのスカートワーク
ベリーダンスのジプシー・フュージョンのダンスでは25ヤードのスカートを操るスカートワークがよく見られ、色とりどりのスカートが舞う姿はとても美しく印象的です。
またATSやトライバル・フュージョンでも25ヤードは勿論、少しボリュームを抑えた18ヤードや10ヤードスカートなども着用されることが多ようです。
1.目的に合わせてスカートを選びましょう
スカートワークで使われる25ヤードスカートは使用している布の量が多いだけに、それなりに重みがあり、そのためか軽いコットン製のスカートが好まれているようです。
25ヤード=22.86メートル
18ヤード=16.4592メートル
10ヤード=9.14400メートル
これだけの布が使われているので重いのは当然で、ベリーダンスの目的に合わせてスカートを選ぶようにすると良いでしょう。
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