ボーラードゲーム | ビリヤードの練習方法

ビリヤードの練習方法の一つとしてボーラードゲームを取り入れる人は多いと思います。

いくつかのコツを押さえて練習するだけでレベルアップを望めますので、しっかり読みこんで自分のモノにしてください。

1.ボーラードゲームのビリヤードにおける重要性

ビリヤードでボーラードゲームが重要視されるのには、いくつか理由があります。

1.シュート力を磨く

まず、第一にシュート力を磨くための練習としてボーラードは非常に有効なゲームと言えます。

ストライク、スペアをたくさん出すことが高得点を出すための肝ですが、そのためには「1投もミスできない」という集中力や、「簡単な配置でも手を抜かない」という意識の高さが必要になってきます。

軽率なシュートミス(入れ損ねること)を減らし、1投1投に集中することが、シュート力(入れ続ける力)を上げます。

2.ポジショニングをゾーンで考える

ボーラードにおいて手玉を置く位置をピンポイントで考えようとすると途端に難しい競技になってしまいます。

なので、「微妙な力加減はズレて当たり前」と考えるのが基本的な考え方です。

そして、この考え方はビリヤードのほぼ全てのゲームの基本的な考え方と言って間違いありません。

まずは自分がミスをする事を前提に、「ここからここまでの間であればミスしても大丈夫」というある程度の幅=ゾーンを踏まえたポジショニングを考えることが大切です。

その基本を学ぶ上でボーラードは格好の練習方法と言えます。

3.効率の良い順番を考える

ボーラードは的玉を落とす順番が非常に大事なゲームです。

簡単な配置の玉ばかりを落とし切ってから難しい玉を続けて落とし切ることは非常に難しく確率の悪い取り方と言えます。

「この順番なら落とし切れる」という自信の持てるパターンを増やして行くための準備段階として、順番に制約のないボーラードで色々なパターンに慣れておくと、いざ番号順にポケットしていくナインボールのような競技になったときに手持ちのパターンが多いほど対応できる範囲が広がります。

2.グルーピング

ボーラードのポジショニングを考える上で、グルーピングという考え方は非常に重要です。

1.ポケット毎のグルーピング

ポケットビリヤードの台にはコーナーに4つ、サイドに2つで合計6つのポケット(穴)があります。

ボーラードのブレーク後の平均的な玉の散らばり方から考えますと、6から7割ぐらいの玉がラックと同じ側の2つのコーナーポケットに偏ります。

その他の3から4割ぐらいの玉も止まった位置によって、一番入れやすいポケットがブレーク後に9割方決まってしまいます。

グループ1からグループ6まで6つのグループを一ずつのポケットに割り振って、「このグループの玉はこのポケットに入れる」という目標をブレーク直後に考えます。

次に、グループに属する玉のうちポケットに直接通っている玉の数を見ます。

そこで腕組みして考えましょう。

たくさん入れることができる玉が多いグループのどれかを入れるられる位置に玉を止めるようにすると、力加減が狂ったとしても狙える玉がたくさんあるのですから頓死する可能性が減るのはあきらかですよね?

ちょっと難しかったでしょうか?

難しいと思った人のために言い換えてみますと、ポジショニングをミスしたとしても、狙う玉がたくさんあればどれかの玉でリカバリーできる可能性が上がるのは当然ですよね?




2.難易度によるグルーピング

ポケット毎のグルーピングの他にも、玉のポケットし易さ(難易度)によってグルーピングしておくと未然に難しい配置を撞かずに済みますので、これも狙える玉が一つもないといった頓死を防ぐことができます。

3.危険なゾーン安全なゾーンによるグルーピング

ボーラードをやっていると1フレームに数ヶ所は狙う玉が無くなってしまうような手玉を置くと危険なゾーンが出てきます。

ラックと同じ側の短クッション際、反対側の短クッション際は、危険ゾーンの代表的に場所です。

とりあえず、この2ヶ所は危険ゾーンと覚えておきましょう。

逆に台の真ん中近辺のポジションは安全ゾーンになる確率が高いです。

テーブルの真ん中にある手玉からは6つのポケット全てに的玉を狙える可能性が高く、安全な可能性が高いためです。

手玉を止める範囲を楕円などで大まかにゾーンとして考えて、危険なゾーン、安全なゾーンを予め意識しておくと頓死の可能性を減らすことができます。

3.まっすぐは難しい

手玉と的玉とポケットをつなぐ線が一直線になると、真正面に当てれば入るので、一見簡単な配置と思うかもしれません。

しかし、まっすぐな配置はボーラードにおいては実は難しい配置になります。

簡単に言うと、真っすぐな配置からは手玉を運べる位置が制限されるので、1個入れた後の配置の選択肢が減るため難しいということです。

今はとりあえず「まっすぐは難しい」と呪文のように覚えておくだけでもかまいません。

4.確率の良い順序がある

ざっくり言いますと、前半に難しい玉を先に落として、後半に簡単な玉を狙えると、スペア、ストライクの可能性が上がります。

とは言え、初心者の方にとってはこの論理が必ずしも当てはまる訳ではありません。

あくまで、ストライク、スペアを狙って行くことを前提とした、得点で言うと100点を超えるぐらいのレベルの人が対象になります。

5.極端な力加減は難しい

ボーラードに限ったことではありませんが、ポケットビリヤードでは、「極端に強い」「極端に弱い」といった極端なショットは非常に難易度が高くなります。

普通の力加減だけで乗り切れるように順番やポジションの構成を考えられるようになってくると、かなりの上級者と言っても良いかと思います。

この文章の本当の意味はかなり深くて、一夕一朝に身につくものではありませんが、いつかはそういうレベルになれるよう心の片隅にでもとどめておくと良いフレーズかもしれません。

6.セーフティー

1つだけボーラードにおけるセーフティーの考え方をご紹介します。

1.はずしても良いがポジションは行う

入るかどうか自信がない時でも、「入れて次に狙う玉が無くて終わり」という考え方ではなかなか得点が伸びません。

2投目が残っているなら、はずしても良いから次の玉をしっかり狙える場所にポジションするように常にトライしましょう。

そうすることで、自然と頓死を防ぐセーフティーの考え方が身につくと思います。

2.たくさんの玉が狙える場所にポジションを考える

特にフレームの前半では、ピンポイントのポジションを考えると、ミスしたときに頓死することが非常に多くなります。

ゾーン、グルーピング、失敗の確率、こうしたことを踏まえて頓死の少ない安全な場所に手玉を運ぶことがボーラードでは重要です。




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