初心者のためのポーラードの必勝法 | ビリヤードのゲーム

ビリヤードのゲームにおける初心者のためのボーラードの必勝法について書いてみます。

ボーラードは一人で行うゲームなので、得点でライバルに勝つという観点で必勝法を書いてみます。

1.与太話

タイトルとあってないですが、そもそも勝負に必勝法などありません。

あえて言うなら「負ける相手とは勝負しない」ということでしょうが、それはそもそも勝負じゃないですよね。(笑)

勝ちがあって、負けがあってはじめて「勝負」なわけです。

なので、ここでは勝てる確率を少しでも上げるということを必勝法という言葉で紹介してみます。

2.ビリヤードのボーラードは孤独な戦い

ボーラードはボーリングから派生したビリヤードのゲームのひとつです。

1フレームに2投の権利があり、10個の的玉を好きな順に落としていき、1投目で10個を落とし切ればストライク。

2投使って全て落とし切ればスペアになります。

ゲーム自体はテーブル上での相手との攻防はなく、自分で残した配置を自分で撞くゲームになります。

そのため、相手との戦いではなく、自分の技量との戦いのように考える人が多いです。

「この1個を落とすのは簡単だけど、今の自分の実力だと次の2個にたどりつけない。」

というようなジレンマに陥ることが頻繁に出てくると思います。

そんなときのために、自分自身の実力を見極めてどちらを選択したほうが得かを判断できることが大事になってきます。

後々の技術レベルのアップを考えるなら多少難しくても積極的にチャレンジしていくことも大事ですし、逆に目先の得点が必要ならば安全な配置を優先してポケットしていくことが大事になってくることもあります。

ここでは初心者の方をターゲットにボーラード80点ぐらいをアベレージで出せるような構成でご説明していきます。

3.コントロールブレーク

ボーラードにおいて、フレームを開始するためのブレークショットは非常に重要な要素のひとつです。

玉同士が密集し過ぎているとポケットできる穴が無くなる確率が増え失敗につながります。

また、ブレークでスクラッチ(手玉が落ちてしまうこと)しますと、1投目はガータ(G)となり0点になってしまいます。

こうした理由からボーラードでは力加減をおさえて手玉を止める位置までコントロールする「コントロールブレーク」をするのがセオリーです。

1.ブレークの力加減

簡単に言いますとブレークの力加減は以下のようにするのが一般的です。

10個の的玉を正三角形にラックしてブレークしますが、ラックされた正三角形の手前(ブレークする方から見ると奥)2つの頂点の玉がブレークした手玉側に停止するぐらいに調整します。

自分の力加減の最大が100とすると、だいたい50から60ぐらいのイメージです。

テーブル上のブレークをする側を「ヘッド」、ラックをする側を「フット」、真ん中を「センター」と言いますが、全体の配置がヘッド側に2割、センターに3割、フット側に5割ぐらいが残るぐらいが良いでしょう。

割合は目安程度に考えてください。

2.ブレーク時の手玉の位置

ブレークをする際は手玉をヘッドスポットから行う人が多いです。

ヘッドスポットはテーブルのレールに付いているポイントの2ポイント目をつないだラインの真ん中になります。

お店によってはスポットシールが貼ってあるところもありますので、ヘッドスポットからブレークするようにしてみてください。

3.ブレーク時の的玉の狙い

ブレークはラックの先頭の玉に対して厚み100%で狙います。

厚みとは、手玉と的玉が当たった瞬間に、自分から見てどれだけ重なって見えるかを表します。

厚み100%とは、皆既日食の状態で、手玉と的玉がぴったり重なって的玉が見えなくなる状態です。

4.ブレークの撞点

ブレーク時の手玉の撞点は、中心よりわずかに上にしてみてください。

10個の玉のラックにブレークした手玉が衝突しますので手玉は反発して手前に戻ろうとします。

このとき手玉の少し上を撞くことで、手玉に前進回転をわずかに与えて戻りすぎるのを防ぎます。

4.ラックは隙間なく立てる

ラックした10個の玉に隙間があると、ブレークの力が均等にラックに伝わらずに大きな塊が残ってしまいます。




均等にテーブルに玉が散らばるようにラックの隙間があかないように慎重にラックしましょう。

お店によってはラックシートと呼ばれる優れものグッズを置いてあるところもありますので、お店の人に「ラックシートはありますか?」と聞いてみてください。

5.グルーピング

ブレーク後に配置をよく観察して的玉をグルーピングして、「どんな順番で取っていくか?」「簡単な玉はどれか?」「難しい玉はどれか?」「たくさんの玉を狙える場所はどこか?」などなどそのフレームでできるだけたくさんの玉を落とすための作戦を考えます。

グルーピングはボーラードに限らずすべてのビリヤードのゲームでのゲームマネージメントの基礎です。

自分の実力を加味してゲームマネージメントを考えることがボーラードでは非常に重要です。

6.可能性のある配置はチャレンジだけど難し過ぎる配置は無視

初心者の方がボーラードをしますとおおよそ20点前後で終わります。

最初からボーラードで50点を超えてくるような方も稀にいますが、普通は1投に1個平均ぐらいで終わります。

その原因はたくさんありますが、大きな原因として「目の前の1個を落とすことだけしか考えていない」ということが挙げられます。

言い換えますと、「次の玉のことを考えていない」ということです。

例えば自分にとって難易度の高、中、低の3種類あったときに、難易度低の玉だけを優先して次の玉を考えずに落としていくと、だいたい1個落とすと狙う玉がなくなって失敗することが多いです。

偶然配置が良くて続けて落としていけることもありますが、所詮偶然任せになってしまいます。

なので、「これを入れたらここに手玉が止まるだろうから、次にこの玉が狙えるはず」という考え方が大切になってきます。

逆に「この玉をいれてしまうと次に狙う玉がない」というケースも出てきます。

そのときに難易度中の玉を狙ったほうがつながりが良いことがしばしばあります。

「1投目で失敗しても、2投目に何個か狙えるようにポジショニングでつなげる」

このリカバリーの考え方こそボーラードの極意なのです。

リカバリーにおいては、難し過ぎる配置は失敗の確率100%になってしまうのであきらめることも大切です。

また、難易度は技術レベルによって人それぞれなので自分の技術レベルを自分自身で知っておく必要があります。

また、難易度の低い玉を狙う玉が少なくなるフレームの後半に残しておくことで、リスクを減らして最後まで安全にフレームを運ぶことが可能になる場合があります。

7.まっすぐの配置には要注意

まっすぐの配置になると難易度が低いと思われる初心者の方は多いと思います。

たしかに入れるだけであれば、まっすぐの玉は入れるためのイメージがしやすい配置なのですが、先ほど書いたように手玉をどこに止めるかを考えたときにまっすぐの配置はとても難しい配置になってしまいます。

なぜかと言いますと、まっすぐな配置を入れた後、手玉はまっすぐのライン上しか動けなくなって、手玉をポジションできる範囲が極端に少なくなってしまうからです。

なのでボーラードにおいてまっすぐの配置の玉を入れるときは、かならず次に入れる玉が残るかどうかを確認してから撞くようにしてください。

また、ここに止めるとまっすぐになってしまうなと思ったときはその場所を避けてポジションを考えるようにします。

8.手玉はテーブルの真ん中

ボーラードのフレームの中の序盤戦ではテーブルの真ん中あたりに手玉を置くと狙う玉が多く残る確率が上がります。

テーブルの真ん中からは、6つのポケットが全て見通せますので、どこかのポケットに何かが狙える確率が上がるためです。

一概に真ん中は安全というと語弊があるのですが、グルーピングした配置を見ながら中心付近からだとどれが狙えるかなということを覚えておくと何かのときに役に立つと思います。

逆にテーブルの端にはいろいろ危険が潜んでいます。

まずはポケットがあるので、スクラッチの危険があります。

レール際に手玉が止まるとクッションが邪魔して手玉を撞きにくいことになります。

端からフリのない真っすぐな配置を撞いた手玉はもう一度端に止まる可能性が高く、端っこから脱出できない事も起こりやすいです。




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