カチ持ちのやり方とコツ | ボルダリングのハンドボールド

ボルダリングのホールドは、様々な種類があります。

それぞれのホールドの特徴を知って、正しい“保持”の仕方を学んで上達していきましょう。

今回は「カチ持ちのやり方とコツ | ボルダリングのハンドボールド」です。

1. “カチ持ち”ってなんだ?

「ガバの持ち方とコツ」で紹介したガバは、指がスッポリおさまる程えぐれていて、主に初級者が登る課題に多く登場するホールドでした。

反対に「カチ」とは、5級前後の課題から徐々に登場するホールドで、主に小さくて指のかかりが非常に浅いものとなります。

ガバであれば、しっかり保持していれば、両足がホールドからきれてブラーンとなったとしても、腕力が続く限りはぶら下がることも出来るでしょう。

しかし、カチでぶら下がるのは簡単ではなく、少なくとも初心者の内は難しいと思います。

そんな小さなホールドですから、指の第一関節までかかれば良い方で(このような持ちやすいカチは、“ガバカチ”と呼んだりします)、中には指先の数ミリで薄く引っ掛けて持つようなものまで存在するわけです。

そこで覚えておきたいのが、“カチ持ち”と呼ばれる技術です。

“カチ持ち”とは、指先を揃えて第一関節までを立て(第二関節が真上を向いていればOK)、人差し指に親指を添えて、親指と小指で残りの三本を挟み込むように固めていきます。

こうすることで、指先の先端に“点”で力を集中させることが出来るので、薄く持ちづらいカチを、しっかりと保持した状態で次のホールドへ手を出していけます。

同時に、“点”で保持するために、少しのズレですっぽ抜けてしまうリスクもあります。




カチ持ちを始めたばかりの人は、途中から登ってカチを触ってみて、どこに指を置くのか、“点”を探りにいくことですっぽ抜けを防止することが出来ます。

そうやって何度か、“指を固めて置く”動作を繰り返すことで、保持のコツを掴めてくるでしょう。

しかし、このカチ持ちは、まさにボルダリング特有のものと言えますので、スタッフや上級者にやり方をしっかりと教わるようにして上達していきましょう。

2.カチは外岩に通ず

ボルダリングとは、ジムだけでやるものではありません。

4メートル前後の壁や岩を、ロープを使わずに自分の身体だけで登るスポーツの総称です。

元々は自然の岩、“外岩”を登ることの方が先にあり、ジムでのクライミングは後から派生して出来た競技となるわけです。

さて、そんな外岩を登る時に、カチ持ちの技術は非常に有効なものとなります。

外岩はジムのホールドとは違い、自然に出来上がった岩の裂け目、割れ目を持って登っていくことになります。

これはジムで言うところの、カチと同じような“かかり”になっているので、外岩が好きな人は、平日にジムでカチの特訓をして週末の外岩に備えるというのが、よくあるトレーニングの流れとなります。

最後にオマケの知識として、クライマー同士の会話では、A「あのホールドはどう持った?」B「あれはカチったよ」A「ああ、やっぱりカチるのか」という会話が、普通に行われています。

これで、ジム内での上級者との会話にもついていけますよね。

こういう、日常では使うことのないボキャブラリーを得るのも、また新しいスポーツを始めることの楽しみの一つでしょうね。




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