クリケットの遊び方と基本的な戦略

ハードダーツではそこまで普及していませんが、ソフトダーツでは大会種目の定番にもなっているクリケットは、戦略で勝率が大きく変わってくるゲームです。

01のようにブルを狙い続けるパターンとは違い、異なるナンバーを打ち分けられるかも重要になってきます。

目次

1.クリケットの遊び方

クリケットも01やカウントアップと同様にショートカットが設定されている事がほとんどです。

ショートカットを使わない場合でも、メニューにクリケットがあるので、人数を選択してプレーする形になります。

クリケットにはスタンダードクリケットとカットスロークリケットの2つがあり、ルールが異なります。

1.スタンダードクリケット

クリケットの基本パターンとなり、20〜15とブルを使用し、各ナンバー3マークを相手より先に付けると自分の陣地となり、3マーク後はそのナンバー×マーク数が加点されます。

各ナンバーシングルが1マーク、ダブルが2マーク、トリプルが3マークとなります。

もし自分より先に相手が陣地をオープンした場合、自分がその陣地に3マーク付けるとクローズとなり、両者ともその陣地は使用出来なくなります。

最終的な決着は、相手より先に点数が多い状態で全ての陣地をクローズした方の勝利となります。

2.カットスロークリケット

基本的なルールはスタンダードクリケットと同じですが、陣地をオープンした後に取った点数が自分ではなく相手に加点されます。

そして、先に全ての陣地をオープンして、相手より持ち点が少ない方の勝利となります。

カットスロークリケットは3人以上でプレーした時に自動的に設定される台と、最初のメニューから選択する台があります。

大会などではスタンダードクリケットが主流なので、カットスロークリケットは3人以上でプレーする時がオススメです。

2.クリケットの基本的な戦略

クリケットは相手より先に点数に差をつけるか、陣地を多く取るかで戦況が大きく変わってくるため、その時その時でどのように攻めるかを考えていかなければいけません。

点数差、陣地の数の差、持っている陣地の点数差、まだオープンされていない陣地の数、自分の実力、相手の実力…考えなければいけない事が沢山あるのがクリケットの奥深さでもあります。

1.セオリー通りの戦略

1番シンプルなやり方はまずは今ある陣地で1番取れる得点が高いエリアをオープンしにいきます。

そしてそのエリアで相手より多く点数を取ります。

そして相手より点数が多くなったら、相手が持ってる陣地をクローズして加点出来ないようにします。

この展開を繰り返していって、もし点数が逆転されたらまた持っている陣地で加点して、陣地をクローズされてしまったらまた新しい陣地を作ります。

そしてブルをオープンしに行くのは最後にします。

何故かというと、ブルは他のナンバーに比べたらターゲットが小さい事と、他のエリアはトリプルに入れれば1投でオープン出来て2投目から加点を狙えますが、ブルはダブルブルまでしかなくオープンに最低でも2投必要としてしまうからです。




この展開が理想通りに出来れば相手に勝つ事が出来ます。

これが簡単に出来るなら苦労はしませんが…。

プロ同士のクリケットはお互いに精度が高い為、内容が派手ではありますが、ほとんどがこのセオリー通りの展開で進みます。

2.変則的な戦略

セオリー通りではない戦略も時には必要になります。

例えば相手が明らかに格上の時はセオリー通りに攻めたところで通用しません。

自分がどのように攻めてくるかを読まれてしまっている為、相手にとって想定内になっているからです。

この時に面白い戦略が、点数が負けていようがどんどん陣地を増やして行く戦略です。

相手が格上の場合、相手は1つでも陣地を確保出来ればそこで加点してからじっくり確実にこちらの陣地をクローズしてきます。

この加点を相手の思い通りにさせない事が下克上を狙う時のポイントです。

もしこの展開で相手にはもうブルしか残されてないという展開を作れればワンチャンス回ってくるかもしれません。

相手がブルをオープン止まりで終わって、自分がもし3つ以上陣地を持っていたら迷わずブルをクローズしにいきましょう。

そこでもしブルを外してしまっても3つ以上陣地を持っていたらもしかしたらキャッチで陣地のある所に刺さってくれて点数が入るかもしれませんし、ブルに1マークでも出来ればあと1本でクローズ出来る可能性が出てきます。

相手は3エリア以上残しているという事は勝つ為には1本もミスせず3エリアに投げ分けなければいけないので、ミスが出る可能性も出てきます。

更に3エリアなら相手もワンチャンスありますが、4エリアだった場合は100%そこで終わらせる事は出来ません。

逆に2エリアしかないと、相手は1本ミスしてもあと2本で勝利の可能性が残されてしまうので、この戦略は相手より3エリア多く確保するというのが絶対条件になります。

これも簡単な事では無いのですが、それだけ格上相手に勝利するのは難しいという事になります。

相手が格下になる時はこの逆をやれば良い事になります。

基本的に、相手が格上の時はゲームを早く終わらせる努力をして、相手が格下の時はじっくり長引かせる展開に持っていく事が理想です。

その理由は確率の収束です。

格上相手に長い試合をしてしまうと、相手との精度の差が徐々に現れてこちらが不利になります。

こちらはまぐれだろうが何だろうが精度が高い間にどんどん攻めなければいけないということです。

逆に格下相手には長い試合をすれば相手が何処かで崩れる確率が上がるので自分が有利になるということです。

早く終わらせる時は加点よりオープンを優先し、長引かせる時は加点中心の展開にするという変則的な戦略のセオリーも覚えておいて下さい。

クリケットはとても頭を使うゲームです。

そして性格が出るゲームでもあります。

最初はなかなかオープンするのも大変かもしれませんが、慣れてきたら物凄く楽しいゲームなので、少しでも早く慣れて頂けたらと思います。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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