エレキギターなどの弦楽器にしかできない特有のテクニックがあるのをご存知ですか。
それは音を切りながら演奏する技法です。
音を切りながらリズム良く弾くカッティングというテクニックをご紹介します。
1.カッティングとは
カッティングとは、音を発しない休符にノリをつけて弾くテクニックです。
ノリをつけるために、弦を押さえず触れた状態でストロークをするブラッシングを用いていきます。
それを用いつつ、コードをストロークしていきます。
カッティングは、ファンクと呼ばれるノリが重要な音楽ジャンルからJ-POPでも要所に使われる、演奏の幅が広いテクニックです。
だからこそ、趣味で弾く際に必ずと言ってもいいほど弾く時が来るので、覚えてもらいたいです。
2.エレキギターのカッティングのやり方
実際にカッティングを弾くための方法をこの項で紹介します。
カッティングをやる前に、ブラッシングをマスターしましょう。
ブラッシングは上述したように、コードなどを押さえず、弦に触れた状態でストロークをします。
エレキギターを持ったら、フレットを左手の親指以外の指で触れてください。
この状態でストロークをするとカツンといって、コードが鳴らないと思います。
これがブラッシングというテクニックです。
これを用いつつ、途中でコードを絡めて演奏するのがカッティングです。
先ほどのブラッシングをダウンとアップと交互にストロークしてください。
4回をひと回しだと思ってください。
その最初の一回に5弦5フレット、4弦7フレットを弾いてください。
弾いたらすぐ弦に指を触れて、音を切ります。
そして、そのままブラッシングを繰り返してください。
このようにコードを弾いたらすぐに切って、ブラッシングをするテクニックがカッティングです。
3.カッティングの練習フレーズ
練習フレーズを紹介します。
まず、ブラッシングを上下のストロークで行います。
メトロノームのテンポを120で合わせましょう。
8回をひと回しだと思ってください。
そこに1、4、5、7回目に5弦5フレットと4弦7フレットのコードを入れてください。
コードを弾く回数が増えるだけで、難しくなると思います。
また、左手の押すのと触れることの切り替えが最初はできない人が多いです。
正しく切り替えらないと、コードの音が綺麗にでていなかったり、ブラッシングの際にノイズが混じり込んでしまいます。
そのため、うまく弾けていなかったらテンポを遅くして、しっかりカッティングをしていきましょう。
左手のコツとして、力みすぎないこととリズム良く動かすことです。
弾けてない人は何と言っても右手に力が入りすぎています。
そのことで、右手がリズム良く動かせず、ノリのいいカッティングが弾けていません。
そのため、右手の力は極力抜いて、メトロノームのクリック音に合わせる際は右手とるような意識をしましょう。
弦楽器ないしエレキギター特有のテクニックであるカッティング。
弾けるとすごく楽しく、応用も利くので趣味だけでという人でも是非習得してほしいです。
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