乗馬レッスン前後のブラッシングのやり方 | 乗馬前の準備

乗馬では、馬を乗る前にも手入れをし、乗った後も手入れをします。

乗馬は、乗り手の服装や身だしなみも問われるスポーツですが、馬の見栄えも重視するスポーツです。

使うブラシも3種類ありますので、今回はそのブラシを使い方と、手入れの手順について説明したいと思います。

美しい毛並みを保つ為にも、皮膚の健康の為にもブラッシングは大切です。

1.馬の手入れ道具とブラシの種類

馬の手入れ道具の中には、いろいろなものが入っていますが、半分以上は用途別のブラシです。

乗馬クラブで使う、一般的な手入れ道具について説明します。

まず、蹄の裏に溜まったごみを掻き出すための鉄ぴ。

たてがみと尻尾用の櫛。

余談ですが、あのエルメスも馬専用の櫛や鉄ぴ、そして多くの乗馬用品を販売しています。

蹄を洗うブラシ、運動靴を洗うブラシのような形をしていて、たいていナイロン製の硬い毛です。

馬を洗った後に水気を落とす水かき、ステンレス製です。

馬が寝転んだときに身体にに付いた砂や藁や排泄物を落とすためのほうきの様な、ナイロン製かシュロ製硬い毛の根ブラシ。

抜け毛を取るための、シリコンやゴムで出来たブラシ、皮膚のマッサージにも良いです。

仕上げをするための豚毛等で出来た仕上げ用のブラシ。

顔のごみや砂を払うための、柔らかい毛の顔ブラシ。

以上が一般的な手入れ道具だと思います。

手入れ道具は自分専用のものを揃えても良いですが、乗馬クラブにも用意されています。

2.騎乗前のブラッシングと手入れ

通常馬は眠る時もたったままですが、短い時間ですが、横になることもあります。

馬房は馬の休息場所でもあり、食事の場でもあり、そしてトイレも兼ねています。

時には寝転んだときに排泄物や藁が身体についてしまいます。

乗馬クラブによっては、馬房内を藁ではなくおがくずチップを使っているところもありますのでその場合はおがくずが付きます。

馬は、猫のように自分の身体をグルーミングはしないので、人間がきれいにしてあげる必要があります。

ですので、馬は乗馬前にも手入れが必要です。




馬房から馬を出し、洗い場に繋いだら、まずは鉄ぴで蹄の裏に溜まっている汚れを取り除きます。

次に、身体に付着している寝藁の藁やおがくず、または排泄物のかけらは、硬い根ブラシで払い落とします。

色の薄い馬は、汚れも目立ちますので、ブラシだけで汚れが落ちない場合は、ぬらしたタオルで拭いてあげましょう。

顔の汚れは顔用のブラシで払いましょう。

後は、たてがみと尻尾の毛を櫛で整えて、馬装をしたら、乗馬準備完了です。

3.騎乗後のブラッシングと手入れ

乗馬後も馬房に戻す前に馬を洗い場につなぎ手入れをします。

夏であれば、鞍をはずしたらそのままホースで水をかけて馬を洗います。

汗や天候不順等により汚れがひどい場合は馬用のシャンプーを使います。

馬の身体を洗うには、手のひらかゴムかシリコンで出来たマッサージブラシを使用します。

蹄を洗うには、蹄用のブラシを使ってください。

洗い終わったら、水かき(汗こきとも呼びます)を使って水気は良く落としましょう。

特にお腹周辺はきれいに水気を落とし、夏でも乾いたタオルで半乾きになる程度に拭いてあげましょう。

冬場は絶対に濡れたままにしないように、風邪をひいたり、疝痛(腹痛)を起こす原因になりかねません。

冬は、よほど汚れていない限り馬は洗わないです。

冬場、天候不順等で馬場の状態が悪く、濡れた砂がはねて馬の身体に付着している場合は、汚れを乾燥させてから固いブラシで、ブラッシングして汚れをはたき落としてから、タオルで拭いてあげましょう。

蹄周辺も良く拭いてあげてください、水気が残っていると蹄の病気になりやすくなります。

身体の水気を切ったら、乾くまでの間、顔を拭いたり、たてがみや尻尾の毛を梳かしたり、水を飲ませてあげましょう。

馬は体温も高いので、夏であればすぐに乾くでしょうし、乾くまで乗馬クラブ内を曳き馬してあげても良いでしょう。

乾いたら、仕上げ用のブラシを使って毛並みを整えてあげましょう。

換毛期であればマッサージブラシを使って余分な抜け毛は落としましょう。

最後に蹄に、蹄油(蹄の保護、保湿剤)を塗って完了です。




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