前後のフットワーク | バドミントンの基本

バドミントンにおけるフットワークはサイドステップ(蟹歩き)かジャンプで行われます。移動は6方向に大別することができます。

シングルスの場合は、ホームポジションから左右前方、真横左右、後方左右の6か所です。

今回はバドミントンにおける前後のフットワーク4ヶ所について説明していきます。また今回は右利きを前提として記述していきますので、左利きの方は逆にとらえて下さい。

目次

1.フォア前へのフットワーク

フォア前へのフットワークですが2パターンあります。

1パターン目は左足を小さく出し、右足の膝を高く上げて前に倒れるように踏み込む方法です。中学生以上の男子であれば、このステップで十分に対応できると思います。

この方法が難しいようなら、2パターン目をオススメします。

2パターン目ですが、まず右足を小さく踏み出し左足を引き寄せます。このとき、左足は右足の後ろを通って追い越して下さい。正面から見た場合、一瞬だけ右足と左足がクロスします。

この後、引き寄せた左足で床を蹴り出して前に出ます。左脚を軸に前方へ倒れていく感覚です。

打ったら、素早くホームポジションへ戻ることを意識するといいです。

2.バック前へのフットワーク

ここでも2パターン紹介します。

1パターン目は、フォア前と同様です。バック前の場合は肩を入れることを意識するとより遠くへと腕を出すことが出来ます。ネットに対して背中を見せるイメージで動くといいです。

2パターン目の1歩目は普通に歩くのと同様に右足を小さく出します。左足を大きく出して、最後のステップは小さく踵から着地してください。

この方法で重要なのは二歩目を大きく踏み出すことです。それにより飛んでくるシャトルに追い付くことができます。

3.フォア奥へのフットワーク

フォア奥へのフットワークではサイドステップで移動するのが基本になります。




左足は床を蹴り出し、右足は滑らすように後ろへと向かいます。左足が右足へ追い付いたら、右足を大きく踏み出し打点の下へ潜り込みます。

多用することはありませんが、フォア奥へ移動する際に使用するステップがもう1つ紹介します。

最初の1歩目で左足が右足の前を交差して、追い越すフットワークです。このフットワークのメリットはネットに対してほぼ垂直な体制をとることになるため、身体を捻って打つクセが強制しやすいことです。

バドミントン初心者のうちはどうしても腕の力だけで打ちがちです。実際は、手首の回内・回外運動と体の捻りを入れて打つのが正しい打ち方です。

初心者の練習のうちは2つめに紹介したフットワークを取り入れてみるといいかもしれません。

4.バック奥へのフットワーク

基本的にはフォアサイドと同様です。バック奥へのフットワークの際は右肩を引いて半身になって下がることがコツとなります。

右足で1歩目を蹴り出し、半身の体制をつくります。その後右足で跳躍して、空中で足を入れ替え左足から着地します。そうすると素早く左足を蹴り出してホームポジションへ戻れます。

上記のステップで奥まで下がれない場合は、1歩目の右足を踏み出した後に左足を滑らすように右足へ引き寄せてください。このときに左足の踵で右足の踵を蹴り出して、右足はもう1歩踏みだしてください。

こうすることにより3モーションで動くので、より遠くへ移動できるはずです。

5.前後のフットワークのまとめ

前後のフットワークについては上記の4つです。練習の際は、フォア奥のみの練習になったりバック前だけの練習になったりすることがあると思います。

その際にホームポジションで、足の開きが縦に近くなってしまうことがあるので注意が必要です。

前後しかないと思うと、動きやすいように縦に開いてしまうことがあります。試合ではどこに飛んでくるかなど分かりません。

ホームポジションでは足を肩幅より少し広めに開くという原則を忘れずに練習に取り組むことが大切です。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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