ブレイクダンスの代表的な技である「ウインドミル」。
初心者の方も、ウインドミルの習得を目指している方も多いでしょう。
ウインドミルを習得する為には、段階を踏んでいくと効果的です。
どんな練習法があるのか、解説していきます。
1.ブレイクダンスの代表技であるウインドミルとは?
ブレイクダンスにおいて、ウインドミルは仰向けとうつ伏せを繰り返しながら足を旋回させ、身体を回転する技です。
うつ伏せから仰向けになる動きを「崩し」。
仰向けからうつ伏せになる動きを「返し」と呼び、「崩し」と「返し」を繰り返す事により、ウインドミルという技になります。
1.まずは崩しから覚えよう
崩しとは、うつ伏せから仰向けになる動きの事です。
「チェアー」という技から、足を振りながら腕を畳むように後ろへ倒れると、転がるように仰向けになります。
その為、「チェアー」の習得は必須になりますので、チェアーを習得していない方は、【チェア-の習得法 | ブレイクダンスの上達法】をご覧ください。
崩しの具体的なやり方は、こちらの動画が分かりやすいので参考にしてください。
初心者の方に多いのですが、チェアーから「崩し」を行う際に腰から落ちてしまう場合は、腕を折りたたむ動作が上手くいっていない為です。
その際は動画を再度見て、崩しのやり方を学びましょう。
2.崩しが出来るようになったら返しに挑戦
「返し」とは、仰向けからうつ伏せになる動きのことです。
崩しまではすぐに習得出来る方も多いのですが、多くの方はこの「返し」で躓きます。
筆者も返しには非常に苦労しました。
上半身だけ地面についた仰向けの状態から、再度チェアーを行うのが「返し」になります。
「崩し」から遠心力を利用してチェアーに繋げていきますので、崩しが完璧でないと返しは出来ません。
返しのイメージが付きづらいという方は、「フロアートラックス」という技を習得すると返しのイメージが付きやすくなります。
フロアートラックスは仰向けの状態から、足で床を蹴り上げ180度回転し、チェアーに繋げる技です。
https://www.youtube.com/watch?v=foz3QZJ7Po
ウインドミルの返しは足を着かずに遠心力を利用するので若干異なりますが、習得出来れば返し習得の近道となります。
返しをする際に一番重要なのは、頭に重心を置く事です。
常に、床に頭を擦り付けるような意識を持ちましょう。
3.一周出来れば連発もすぐ出来るように
崩しと返しを覚え、一周出来るようになったら連発が出来るようになるのも近いです。
二週目以降の崩しは完璧なチェアーをする必要はなく、腕を畳んだ状態で回転しても構いません。
常に頭に重心を乗せる事を意識しましょう。
2.ウインドミル習得には時間が掛かる
ウインドミルは難易度が高く、初心者の方には大きな壁となっています。
習得には半年~1年は掛かると思った方が良いでしょう。
その為、「チェアーの習得」→「崩しの習得」→「返しの習得」と順を追って、一つずつマスターしていきましょう。
沢山練習しているのに、何故か出来ないと思われている初心者の方も多いと思いますが、不思議なものである日、急に今まで出来なかった事が出来るようになります。
その瞬間は非常に嬉しいですし、達成感に包まれます。
ブレイクダンスならではの魅力ですね。
時間が掛かって当たり前だという意識をもって、焦らず諦めないで練習に没頭してください。
スランプだと感じた際は、並行して他の技の練習をするのも気分転換になり、バリエーションも増えるのでお勧めです。
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