多分、柔道をどこかで聞いたことやテレビで見たことがあると思います。
知っていても、「格闘技」「武道」というイメージだと思います。
しかし、柔道というものはとても奥が深いのです。
そこで、今回は、柔道とはどういうものか、柔道の基本動作についてケンカ四つの組手の組み方を紹介したいと思います。
1.ケンカ四つの組手とは?
ケンカ四つの組手について説明します。
柔道の組手には、右組と左組があります。
右組対左組で組みあうことをケンカ四つの組手といいます。
1.組手の持ち方
組手における引き手と釣り手の握り方について、右組の立場からを例にして説明します。
引き手である、左手の握り方は、手を大きく開いて相手の腕を上からつかむようにします。
相手の腕と柔道着の隙間を無くすまで、手の中に相手の柔道着の袖を手繰り寄せます。
手繰り寄せたら、手の甲の方に手首を曲げて、自分の手から相手の腕に力が直に伝わるようにします。
釣り手である右手の握り方は、相手の鎖骨のあたりのところの襟を握ります。
少し、親指の方に手首を曲げて手の小指側が相手にあたるようにして、相手の襟に余裕を持たせます。
文字通りに引き手は相手を引き出す、釣り手は相手を吊り上げるということです。
引き手と釣り手の共通点として、基本的に、中指、薬指、小指で握り、人差し指、親指は添えるイメージです。
左組の場合は、以上のやり方を反対にしてにぎってください。
2.ケンカ四つの組手について
先ほども言いましたが、ケンカ四つの組手は、右組対左組で組みあうことをケンカ四つの組手といいます。
釣り手を相手の釣り手より上から持っている場合と下からの場合を説明します。
まず、釣り手を上から持っている場合から説明します。
腕を一本の棒にして相手の釣り手の脇に差し込むイメージで相手の脇を押します。
そうすることで、相手の釣り手を固定するようにします。
釣り手を相手の釣り手より下から持っている場合は、相手を下から突き上げるイメージで相手の脇を押します。
引き手は、両方とも同じで、相手の引き手より外側から持つようにします。
引き手を内側から持つとうまく柔道着を握ることができません。
ケンカ四つ組み手の基本として、釣り手を下から持っている方、引き手は外側から持っている方が有利です。
3.ケンカ四つの組手の重要性
組み手は、柔道をする際の一番最初の動作です。
組み手次第で、多くの技が掛けれるようになります。
また、小さい人が組み手の技術があることによって、大きな相手に勝つことができます。
そして、決まったものがないので、とても難しい技術です。
今回は基本的な組み手について説明しましたが、様々な組み手があります。
組み手は人によって違うことが多いので、他の人の組み方を見て、試したりして、自分が最もやりやすい組み手をみつけだすことが大切です。
ケンカ四つの組手の組み方を覚えることで柔道の上達につながります。
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