よく初心者の方でわからないうちに安い楽器を買ってからレッスンに行き、「なんだか音が鳴らないです」と先生に見せてみたところ「これは楽器の状態がよくないですね」と言われることもあります。
こうならないためにも、できるだけ最初からいい楽器とめぐりあいたいものですよね。
どこでどのようにサックスを購入するかがだいたい決まったら、次はどんなところに注意して選べばいいかについて何点かご紹介します。
1.楽器にキズやへこみがないか
これはどんな商品を購入する場合でも気にされることだと思いますが、楽器がへこんでいると音の鳴り方が変わってしまいますし、キズも程度によっては見栄えがよくありません。
楽器店などで新品で購入する場合はまずキズはないとは思いますが、店頭で直接チェックできる場合などはご自身の目でも確認しておいたほうがいいでしょう。
万が一購入してからキズやへこみに気がついても、後から申告しても「購入時」に確認できなければあとからついたキズ・へこみなのかどうかわからないからです。
また、ネット販売で購入した場合は到着時すぐに確認することをおすすめします。これも理由は上記と同じで、配送時の事故であった場合はすぐ販売店に対応してもらう必要があります。
オークション・中古を購入する場合は、どの程度まで自分が許容範囲であるかを明確にし、商品説明をよく読んでから購入手続きをしてください。
「キズあり」や「タンポがありません」など、あらかじめ不具合については記載されているはずですので、あくまで内容を理解した上で購入するようにしてください。トラブルの原因となります。
2.付属品の確認
楽器本体の他に、演奏する時に必要なもの(もしくはあればありがたいもの)があります。
※くわしくは「サックスを始めるのに必要な道具|サックスを始める準備」を参照してください。
どこまでが楽器本体とセットで販売されているか確認し、足りないものなどがあれば別途購入する必要がありますので、ほしいと思う付属品までのトータル金額で比較するとよいでしょう。
楽器店で購入する場合はセット内容を確認し、「これもほしいんです」と伝えたら、もしかするとサービスしてくれたり、割引してくれることもあるかもしれませんので、だめもとで一度相談してみることをおすすめします。
(必ずサービスが受けられるわけではありませんのでご注意ください)
3.音の確認
これは音楽教室の先生や、周りに吹ける友達や知り合いがいる場合には是非おすすめします。
というのも、同じメーカー、同じ型番でも楽器の個体ごとに音の鳴り方が違うからです。
初心者のみなさんが音を出せたとしても、きっとどの楽器がいい楽器かはわからないかもしれません。
しかし、ある程度経験のある人が吹いてみれば、「鳴りやすい」「鳴りにくい」というのがなんとなくわかりますので、最初から「鳴りにくい」楽器にあたる可能性が低くなります。
楽器を購入するとなると、決して安い買い物ではありません。あとで後悔しないよう、万全のチェック体制でいい楽器と巡り会えることをお祈りしています。
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