フリについて | ビリヤードの基礎講座

ビリヤードの基礎講座としてフリという言葉について書いてみます。

フリはポジションプレーを考える際に非常に重要なものですので、その意味を正しくとらえておかれることをお勧めします。

また、仲間同士の話のなかでも頻繁に出てくる用語なので覚えておいて損はないです。

1.ビリヤードの配置におけるフリ

ポケットビリヤードを前提にフリという言葉を説明します。

簡単に言いますとフリとは、ポケット、入れる的玉、手玉を線で結んだときの角度のことを言います。

一直線にポケット、入れる的玉、手玉が並んだ状態の配置であれば、「フリがない」と言います。

ポケット、入れる的玉、手玉を結んだ線が自分から見て左に折れ曲がっているなら、「左フリ」と言い、逆に右に折れ曲がっていれば「右フリ」と言います。

そして、折れ曲がる角度が90度に近いほど、「フリが大きい」と言い、逆に180度に近いほど「フリが小さい」と言います。

1.フリがない配置

初心者の方はフリがない配置のことを「簡単な配置」と思う方が非常に多いです。

たしかに、玉を1個だけポケットするためだけならば、フリのない配置は、厚みが100%なので、どこを狙ったたら良いかのイメージはつきやすいと思います。

ただ、ビリヤードは多くの競技で、次の玉、その次の玉とを続けて入れていかなければならないので、どうしても次の玉を入れるためのポジションを考えてプレーを進めていく必要があります。

このときフリのない配置だと手玉が的玉にヒットした後左右に動けないので、的玉が走る線上にしか手玉を運べなくなります。

そうなると手玉を運べる範囲が限定されてしまいポジションしにくくなる確率があがります。

ポジションすることをNext(ネキスト)と言って省略して「ネキ」と言いますが、このネキを考える上でフリがない配置は難し配置の場合があることを覚えておいてください。

もちろんケースバイケースでフリのない配置のほうが有利な時もありますので、場面場面でしっかり使い分けられることが大切なのですが、なかなかピッタリまっすぐに手玉をポジションすることは相当熟練した技術を持っている人にとってもかなり難しいことなので、少し乱暴な言い方かもしれませんが、「まっすぐは危険!」と覚えておいて良いかと思います。




2.フリがある配置

例えば左フリの配置であれば、手玉が的玉に当たってポケットされたとしますと、その後手玉は的玉の進んだ方向の右に90度(的玉と手玉の接点の接線方向)に進んで行きます。

逆に右フリの配置であれば、手玉が的玉に当たってポケットされたとしますと、その後手玉は的玉の進んだ方向の左に90度(的玉と手玉の接点の接線方向)に進んで行きます。

このとき、フリが小さい配置では、手玉のスピードの多くが的玉に吸収されるため、手玉をスピードが遅くなります。

逆に、フリが大きい配置であれば、的玉に吸収される分量が減るため手玉のスピードは減速せずに手玉側に残りやすくなります。

ですので、次に手玉を運びたい方向が右側で距離が長い場合であれば、左フリでフリを大きくとります。

次に手玉を運びたい方向が右側で距離が短い場合であれば、左フリでフリを小さくとります。

適宜左右を入れ替えて読んでいただければフリと方向と距離の関係の全てのパターンはわかるかと思いますので説明は割愛します。

3.厚み2分の1

ひとつだけ是非練習しておいていただきたいフリのある配置をご紹介します。

厚み2分の1の配置です。

厚みのお話は別のところでお話ししますが、要は的玉と手玉がヒットしたときに自分から見てちょうど半分が重なるような状態を厚み2分の1と言います。

厚み2分の1でのフリは120度(対頂角は60度)になります。

このフリの配置でフォローショットをした際の手玉の分離方向は接線からみて前方におおよそ45度になります。

また、この配置でドローショットをした際の手玉の分離方向は接線からみておおよそ後方に45度になります。

厚み2分の1のフリは手玉の方向も読みやすく、入れやすく、ネキもしやすいフリなので、練習しておくと上達に即効性があります。

練習の際は、力加減によって手玉がどれぐらいの距離を転がるかまで見ておくとさらに効果はあがると思います。




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