多分、柔道をどこかで聞いたことやテレビで見たことがあると思います。
知っていても、「格闘技」「武道」というイメージだと思います。
しかし、柔道というものはとても奥が深いのです。
そこで、今回は、柔道とはどういうものか、柔道の投技について釣込腰のやり方を説明したいと思います。
1.釣込腰とは
まず、柔道における釣込腰について説明します。
釣込腰は、腰技の1つです。
シンプルな技ですが、とてもダイナミックに投げれる技です。
釣込腰は、大腰と似ていて、入り方もほぼ同じです。
しかし、大きく違うのが、大腰は相手を持ち上げて投げるのに対して釣込腰は回転で相手を投げます。
大腰と背負投を混ぜたような技です。
2.釣込腰のやり方
次に、釣込腰のやり方について説明します。
柔道には右と左があるので、釣込腰も右と左があります。
今回は、右の釣込腰を説明していきます。
相手と組んだ状態で、右足を相手の前に踏み込み、相手の両足と自分の右足で二等辺三角形を作るようにします。
左足を、自分を中心に反時計回りに回して、相手の左足の前に移動させます。
上半身は、釣り手である右手は相手を上に吊るすように、引き手である左手は、自分の目の前にくるくらいの位置にくるように、相手を引き出します。
この時、相手は、つま先に全体重が乗るようにします。
相手と同じ方向を向くように体を移動させます。
このとき、相手と完全に重なるのではなく、半身だけ相手と重なるようにします。
最後に、上半身を反時計回りに回転する勢いで相手を腰に担いで投げます。
左の釣込腰をする場合は、以上の動作の反対を行ってください。
3.釣込腰のポイント
釣込腰のポイントは、体を回転する勢いと思いっきり技をかける心です。
釣込腰で投げるには、回転が必ず必要です。
そうしなければ、大腰と同じになってしましいます。
なので、自分の体を勢いを相手にぶつけるイメージで技をかけましょう。
もう1つは、思いっきり技をかける心です。
釣込腰は、一気に相手と密着しなければいけません。
そのため、相手も投げやすい状態になるのです。
それに怖がってしまい、思いっきり入らないでいると、相手がさらに投げやすくなってしまいます。
そのためにも、相手に投げられるのを恐れずに思いっきり釣込腰をかけましょう。
4.様々なバリエーションの釣込腰
先ほど説明した釣込腰は、一般的な釣込腰のやり方です。
強い柔道選手になると、独自のやり方の技を作ります。
そこで、例として独自の釣込腰のやり方について説明します。
本来は、釣り手である右手は襟を持ちますが、釣込腰に入る際、相手の後ろ側の帯を持って投げるやり方です。
こうすることで、直に回転する勢いが相手に伝えることができます。
これ以外にも、柔道の強い選手は、独自のやり方を持っています。
以上のことが釣込腰についてです。
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