穴フリ | ビリヤードのポジション・テクニック

ビリヤードのポジション・テクニックのひとつとして、穴フリという言葉を説明します。

穴フリを略さずいうと、穴に対して真っすぐになった配置で、穴の幅を最大限に活かしてフリを作り出すショットになります。

最後の最後のオチに持っていくための準備ともいえます。

えっ?そう、それはネタフリです。

皆様の失笑が聞こえてくる前に、説明は早めに終わらせて、寝たフリでもしておきます。(笑)

1.ポケットビリヤードの穴フリ

ポケットビリヤードにおいて、ポケットはゲームの主役です。(笑)

ポケットがないと、的玉がいつまでたっても減っていかず、ゲームが進行しません。

ここまでのご説明の中では、説明の簡略化のためにポケットは点で考えてきましたが、ここでの説明に限ってはポケットを幅のある空間として考えてリアルな説明をします。

ポケットビリヤードの穴(ポケット)はコーナーポケットが一般的な規格でポケットの入り口が玉の1.7個分から2.5個分ぐらいの幅を持っています。

また構造上ポケットの入口から数cmの遊びの部分があり、その奥にはじめてテーブルを円形の一部で切り取った穴の部分があります。

入口付近は通過したものの、穴の部分に到達しないでポケットが成立しないときがあり、悔しい経験をされた方も多いのではないかと思います。

前置きが長くなりましたが、この穴の幅を最大限活かして、フリのない配置に無理やりフリを作り出すことを穴フリというのです。

ここまで書くと感の良い人はわかると思いますが、穴フリは真っすぐな配置と関係が深い言葉で、ピンチからの脱出のための高等テクニックということができます。

通常的玉を狙うときは、ポケットの幅の中点を狙うのが左右の幅の遊び部分を活かせるためセオリーといえます。

しかし、中点の付近に対して厚み100%の配置になってしまうと、フリがないためにフォローで撞くとスクラッチ、ドローでも飛球線の延長線上にしかしか引けない、というようなことが頻繁に起こります。

ヒッカケと呼ばれるテクニックで回避できることもありますが、ヒッカケはレール際の玉にしか使いづらく、都合よく毎回毎回ヒッカケが使えるとは限りません。

また、邪魔な的玉との関係で、どうしても直接手玉を的玉に当てるしかないことがほとんどといっても過言ではありません。

穴フリは、こうしたいろいろな制約がある真っすぐな配置を左右にあるポケットの幅の遊び部分を最大限活かして、ここまでならギリギリ入る、これ以上は入らないというギリギリを攻めていくことなのです。




それだけに、ギリギリの1点を狙える技術と、テーブルコンディションを読む力、それと経験がないと実戦ではなかなか使えません。

なので、最後の手段として使うような部類のショットだと覚えておきましょう。

ただ、練習しておくと、厚みの感覚が鋭くなっていきますので、シュート力を上げる意味で、しっかり練習しておいて絶対損はありません。

2.穴フリの練習方法

穴フリの練習方法を紹介します。

まずは、イメージの仕方を普段と少し変えて、ポケットを3等分にして右、中、左、のどこを通って入れるかをイメージしながら撞く方法です。

これは道具や器具が必要なく普段使っているキューと玉があればよいだけです。

実際にチョークなどをポケットの遊びの部分に置いてみ練習する方法もありあす。

これは、3等分したポケットのチョークを置いた以外の隙間を狙って練習する方法で、置いたチョークに触れずに的玉を入れる練習です。

慣れてくると、チョークを置かずに3等分したうちのどこから入ったかを感じられるようになってきますので、普段から、今撞いたショットが、3等分のどこから玉が入ったかを意識するようにしましょう。

逆に、3等分のどこから入ったかによって、自分の狙ったとおりの厚みに手玉がヒットしたかを確かめることもできるようになってきます。

こうした自己チェックができるようになると、ビリヤードの技術は急激に上がります。

本当に狙った厚みに入ったのか?

左右どちらにどれぐらいズレていたのか?

ズレた原因はどこにあったか?

こうしたことが自分自身で修正できるようになるからです。

3.穴フリとヒネリの複合

穴フリは、真っすぐの配置を、真っすぐに近い配置に変えるショットです。

なので、必然的に手玉が的玉に当たってからスピードのほとんどを的玉に吸収されて、手玉のスピードは遅くなり距離が稼げなくなります。

もともと距離が必要ないネキであればそれで良いのですが、テーブルの反対側に出すようなショットの場合は、順ヒネリが必須になってきます。

スピードが遅くクッションに入った手玉はクッションに対する手玉のヒネリ速度(回転速度)によってその勢いを取り戻します。

手玉のスピードが遅いときは、クッション入射時と、反発時であとの速度が速くなります。

この速くなった速度を利用してテーブルの反対側まで手玉を運ぶことができるときがあります。




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