ビリヤードの上達に欠かせない基本配置のトレーニングのやり方

ビリヤードの上達に欠かせない基本配置のトレーニングのやり方をいくつか紹介してみます。

目次

1.定点練習

もっとも練習らしい練習がこの定点練習だと思います。

読んで字のごとく、的玉、手玉を定点に置いて繰り返し行う練習のことを定点練習といいます。

いくつか例を挙げて説明します。

1.フットショットコーナーイン

フットスポットに的玉を置いて、近いコーナーポケットに入れる練習です。

はじめは手玉はフリのない配置になるように、まっすぐのところに置きます。

まずはこの練習で、自分の狙ったところに手玉が飛んでいるかを確認します。

ストップショットで手玉が的玉と接した位置にピタリと止まること。

フォローショットで撞いたとき一緒に手玉がスクラッチすること。

ドローショットで撞いたとき手玉が再度ポケットにスクラッチすること。

これが百発百中でできるようになったらあなたの腕前はプロ並みです。

世界に羽ばたいていける実力を身につけたといっても過言ではありません。

しかし前にも書きましたが、95%の確率であっても繰り返し撞くことでその成功確率はどんどん下がっていくばかりです。

100%を求められるのがポケットビリヤードです。

慣れてきたら、的玉はフットスポットのまま、厚みが50%になるような手玉の位置を見つけます。

これもひたすら入れる練習。

フォローショット、ドローショット、ストップショットを織り交ぜながら、どの撞点でも入れられるように練習します。

また、同時にヒネリも左右のバリエーションを織り交ぜて手玉がクッションに入ったあとどのような挙動になるか確認してみてください。

まずはポケットできる確率100%を目指したいです。

コーナーポケットが終わったら、今度はサイドポケットに入れる練習です。

フットに置いた玉をサイドに入れることになります。

コーナーポケットに入れる場合と考え方は一緒です。

2.センターショットサイドイン

センタースポットに置いた的玉をサイドポケットに入れる練習です。

はじめは手玉はフリのない配置になるように、まっすぐのところに置きます。

まずはこの練習で、自分の狙ったところに手玉が飛んでいるかを確認します。

ストップショットで手玉が的玉と接した位置にピタリと止まること。

フォローショットで撞いたとき一緒に手玉がスクラッチすること。

ドローショットで撞いたとき手玉が再度ポケットにスクラッチすること。

シュート成功確率100%になるまで練習します。

ただこのショットの成功率が5割以下のような場合は根本的に構え方やストロークがまだ安定していないと思われますので、正しくキューを動かす練習に力を入れた方が良いと思います。

3.センターショットコーナーイン

一般的にポケットビリヤード定点練習で一番人気なのが、このセンターショットというやつです。

特に勤勉な日本人は、この手の定点練習が大好きです。(笑)

ビリヤード場に来てから帰るまでの3時間をセンターショットだけやって帰るような人もときにはいます。

的玉をセンタースポット。




手玉をヘッドライン(2ポイントライン)上でコーナーに向かって厚み100%になるように配置します。

要領は再度に入れるときと同じです。

フォローショット、ドローショット、ストップショットまんべんなく練習します。

これもシュート成功確率100%を目指したいショットです。

初心者の方ですと100本撞いて80%成功なら合格点でしょう。

まず100本撞くだけの気力があることは素晴らしいことだと思いますので、どんなに成功確率が悪くてもそれだけで何か伝わってくるものを周囲の人達は感じると思います。

センターショットの場合は手玉をヘッドライン上で、玉1個分ぐらいずつ左右にずらして厚みを変えながら練習してみてください。

4.フットショットコーナーイン

少し難易度があがりますが、フットスポットに置いた的玉をヘッドライン内に置いた手玉から狙ってコーナーポケットに入れる練習です。

プロでも8割から9割ぐらいの難易度だと思います。

センターショットの厚み100%の位置に手玉を置いて、フットスポットの的玉を狙うとちょうど厚みが50%(1/2)ぐらいになります。

1/2の厚みはいろいろな場面で使えますので、フォローショット、ドローショット、ストップショットを使い分けられるようになっておくと、技術的にグレードアップ間違いないです。

2.距離を変えた練習

同じ定点練習でも、手玉と的玉の距離を変えるだけで別の練習に早変わりします。

例えばセンターショットでストップショットをする場合でもヘッドラインから手玉を撞くのと、ヘッドラインよりも1ポイント後ろから撞くのでは難易度も撞点もガラッと変わってきます。

距離が倍になると難易度は4倍になります。

それぐらいポケットビリヤードにおいては距離がシュート成功率を邪魔します。

いつものセンターショットも少し距離をあけて練習しておくと、いざというとき役に立つかもしれません。

3.厚みを変えた練習

距離と同様に、いつもの定点練習も厚みを変えることで、まったく違う練習になってきます。

色々な厚みになれておく必要があるので、遊び感覚でいろんな配置にチャレンジしてみてください。

まずは先にも書いたように、厚み1/2の玉をたくさん練習してみてください。

それが確率良くできるようになったら今度は1/3の玉を練習してみてください。

厚み1/3(33%)の玉は入れやすく分離後の手玉にカーブが入りにくいため手玉を走らせるときに使いたい厚みです。

是非たくさん練習してみてください。

1.フットショット手玉ネキ連続

色々な厚みに慣れるという意味でひとつ例を紹介します。

的玉をフットスポットに配置して手玉をコーナーポケットに対して真っすぐに配置します。

この状態で、的玉をコーナーポケットに入れます。

このとき入れた後の手玉が停止したところから動かしてはいけません。

そして次の的玉をフットスポットに乗せ、止まった手玉の位置から的玉を好きなポケットに狙います。

手玉が邪魔してフットスポットに次の的玉が置けない場合は終了です。

最大何個とれるか一度試してみてください。

仲間同士で競い合うと結構熱い戦いになりますし、楽しみながらできる練習だと思います。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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