的球が手球ごと一緒に落ちてしまう理由 | ビリヤードの基礎講座

ビリヤードの基礎講座として初心者の方にとっての最初の壁とも言うべき的玉が手球ごと一緒に落ちてしまう理由を考えてみたいと思います。

手玉の撞点と動きがある程度理解できている人であれば、このご説明は読み飛ばしてもらっても良いです。

箸休め程度に読んでみてください。

1.ビリヤードの手玉のスクラッチ

手玉を撞いた後、手玉が穴に落ちてしまうことをスクラッチと言いほとんどのポケットビリヤードでファールとなります。

「あと1個!、この簡単な穴前の玉を落とせば勝ち!、9割9分勝ちは自分のもの!」

そう確信して撞いた手玉があなたの夢と一緒に奈落の底に沈んでいく。

泣くに泣けない悲惨な目にあったことのある人は多いのではないでしょうか?(笑)

そんなあなたの心からの叫び、「先に言ってよー!」ということをいくつかまとめてみます。

1.絶対に一緒にスクラッチしない配置

まず、絶対に一緒の穴に手玉が落ちないような配置というのがあります。

というか、実はほとんどの配置で、手玉は的玉と一緒にスクラッチすることはないのです。

手玉の的玉がヒットしたとき、手玉の飛ぶ方向は、的玉の飛ぶ方向の直角方向になります。

はい。

答えが出てしまいましたね。(笑)

そうなんです。

実はポケットに対してフリのある位置から撞かれた手玉が直接的玉と同じ穴に落ちることは絶対できないのです。

さらに、手玉の回転が無回転であればストップショットになるはずなのでこれもスクラッチすることはありません。

さらにさらに、手玉がバックスピン(ドローショット)であれば、これはもう絶対にスクラッチしようがないのです。

なのになのに、虚しいかな手玉はスクラッチします。

2.スクラッチし易い配置

こんなにもスクラッチする配置が少ない中、ある特殊な条件が重なった配置のときだけはとてもスクラッチの危険が高まります。




その特殊な条件は「まっすぐ」です。

そうなんです。

ポケット、的玉、手玉がまっすぐになったときに限って手玉は的玉と同じ穴に直接落ちることができるのです。

しかももう一つ条件があります。

それが「フォローショット」です。

この2つの特殊な条件が重なったときに限って手玉は的玉と同じ穴に直接落ちることができるのです。

どうでしょう?

ここまで聞いて「もう絶対スクラッチなどしない!」と思った人はいますでしょうか?

そう思えたらこれからの説明は読み飛ばしていただいて結構です。(笑)

2.手玉のスクラッチ回避方法

まっすぐで、フォローショットのときに限ってスクラッチになる可能性があるわけですから、それを回避するためにはまずはそれ以外のショットを撞いてあげるのが第一の発想です。

そうです。

まっすぐな配置をもらったとき、ストップショット、もしくは、ドローショットで撞いてあげることで、簡単に同時同穴のスクラッチは回避できるのです。

次にもう一つの条件である「まっすぐ」を意図的にフリのある配置に少しだけずらすという発想があります。

この発想を「穴フリ」といいます。

ポケットは幅を持った3次元の穴で、玉より2倍程大きく作ってあります。

なので、多少厚みが狂ってもポケットできることがあります。

この厚みの狂いをうまく利用してやる発想が穴フリです。

上記2つでほとんどのスクラッチは回避できますが、配置によってはその方法が選択できない場合があります。

フォローしか使えないし、穴フリも使えない。

このような場合は、弱く撞くことで回避します。

これが最後の手段です。

どうでしょう。

ここまで読んだあなたは、これから先二度と同時同穴のスクラッチはしないはずです。(笑)

ご清聴ありがとうございました。




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