通常、乗馬用の馬は、安全に人間が騎乗できるように十分な調整と調教がされています。

しかし、稀に騎乗するのが難しい馬や、急に人間を騎乗させるのを嫌がるようになってしまう馬も居ます。

今回は、どうして馬が人間を騎乗させるのを嫌がる事があるのかについて説明いたします。

1.馬は人間を乗せるのがすきなのでしょうか

実は馬は基本的に怠け者です。

できることなら日向でボーっとして草でも食んでたり、砂の上でごろごろしていたいと思っているのではないかと思います。

馬は、犬と同じで群れで生活をする動物で、群れのリーダーに従います。

その群れのリーダーというのは、エサを見つけるのが上手かったり、外的から守ってくれるぐらい強かったりと、ようは利益をもたらしてくれる存在です。

しかし、乗馬クラブの馬は野生ではありません。

ご飯をくれるのも、雨風しのげる快適な厩舎を用意してくれるのも、身体が汚れれば洗ってくれるのも人間です。

長い歴史の中で馬は人間のそばにいれば利益があることを学び、人間をリーダーとしてみなしたおかげで家畜化が出来たのでしょう。

その証拠に、人間とあまり関わっていない若い馬に初めて鞍を載せると非常に嫌がりますし、全く言うことは聞きません。

馬に最初に関わる調教師さんが時間を掛けて馬に大丈夫だと教え、慣らしてくれるおかげで私たちが安全に騎乗できるようになるのです。

基本的に、人間を乗せたいとは思っていなくても、リーダーが乗せろというから乗せているといったところでしょうか?

ですので、時として人間を乗せるのが嫌になる馬もいると思います。

2.馬が人間を騎乗させなくなる原因

馬が、人間を騎乗させたくなくなる原因は色々あります。




ある日、人間を乗せたら凄く怖い思いをした、乱暴に乗馬された、だからもう乗せたくない。

単に、ものすごく人見知りの馬で、知らない人は乗せたくない。

騎乗しようとしている人から、嫌いなにおいがする、なんとなくこの人は嫌い、もしくはいじめられたことがある。

体調が悪い、身体のどこかが痛い、等々色々な理由があります。

今まで、人を乗せていたのに急に騎乗させるのを嫌がる場合は、体調が悪かったり、人間を乗せたことで怖い思いや痛い思いをしたからという理由が多いと思います。

3.騎乗を嫌がる馬への対処方法

その馬が人間を騎乗させるのをどれぐらい嫌がるかによって、対処方法が変わります。

一人で騎乗をしようとするのを嫌がる程度であれば、前を誰かに持って抑えてもらえばよいと思います。

ただし、ばたんばたん暴れる場合は、前を抑える人にも危険がありますので、注意は必要です。

装鞍をしたときから嫌がるようなそぶりをするようになった場合は、どこか痛めていて、痛いのかもしれません。

基本的に、競馬用馬でも乗馬用の馬でも人間を乗せれるように時間をかけて調教をしています。

人間が乗れないような馬が普通は乗馬クラブには入ってこないでしょう。

しかし、騎乗しようとすると、軽く駄々をこねて乗せるのを嫌がる馬はどこの乗馬クラブにもいます。

そういう場合は、一人で騎乗するのではなく、必ず誰かに前を押さえてもらってから騎乗してください。

きちんと調教されている馬であれば、人間が前に立ちハミの手綱と繋がっている所を押さえればおとなしくなります。

しかし、そのような馬は、人間が騎乗してからもあがく事もありますので、鞍の上に座ったら、しっかり手綱を持ち、前を持っていた人に危害がないように安全に馬を誘導しましょう。




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