乗馬競技会の服装|乗馬の豆知識

乗馬というスポーツは、愛情を持って馬に接することのできる人間性、言葉の通じない馬を調教し育てる忍耐力、毎日の世話をし、馬の健康を管理し維持する責任感、それに加えて優雅さが求められるスポーツです。

その証拠に、馬術競技会の正装はとてもおしゃれです。

今回は、その乗馬の競技会の服装について少し説明したいと思います。

1.もっとも優雅さの求められる馬場馬術

馬場馬術の公式競技用の正装は、燕尾服、トップハット、白いキュロットに、黒いブーツ、白い手袋が基本です。

競技のランクによっては、燕尾服でなくとも大丈夫ですが、黒か濃紺のジャケット(正式な呼び名は「上らん」といいます)との決まりがあります。

それ以外の細かい服装の規定は、アスコットタイ又は、ネクタイは白

ブーツはプレーンな黒又は濃紺のみで、レースアップ(編み上げ、障碍競技用)は不可です。

そして、使う使わないにしろ拍車は着用しなくてはいけません。

それと女性選手の髪型は低めのシニヨンにし、ネットに入れてまとめることになっています。

短い髪の方も、ネットに入れ髪の毛がばらつかないようにするのが好ましいとされています。

乗馬の服装の中でも一番エレガントな服装が馬場馬術だと思います。

2.華やかな障碍飛越競技

障碍飛越競技というと、黒か紺の切り替えが襟についた赤い上らんというイメージがあると思います。

実は、昔はあの赤いジャケットを着れるのは男性だけでした。

そして、あの赤い上らんは、公式競技のみ、それも全日本クラスの競技での着用というのが暗黙の了解でした。

初心者に着れる上らんでは無いのですが、あの赤い上らんに憧れた方は多いのでは?

全日本クラスの選手でも、女性は黒か濃紺の上らんを着用していましたが、最近では赤い上らんを着用している女性選手もいます。

障碍飛越競技の服装は、馬場馬術よりは少し自由です。

上らんの色も、無地の赤、黒、でパイピングが入っているようなものでも可です。

ブーツも黒、茶、濃紺、茶と黒のツートンカラー、そしてレースアップのブーツでも可能です。




キュロットの色も、白とオフホワイト、明るいベージュでも可です。

短便も75cm以内であれば、何色でも大丈夫です。

ただし、男性は白いネクタイを着用、女性は白いアスコットタイと決まっています。

3.総合馬術は全部そろえないといけないから大変です

総合馬術は、初日は馬場馬術、2日目は過酷なクロスカントリー、そして3日目は障碍飛越なので、全ての競技服を準備しなくてはいけません。

2日目のクロスカントリーは、野外を走り回る耐久競技ですので、安全性も考え、プロテクター(バックガード)を身に着けなくてはいけません。

上らんや、燕尾服を着る必要はありません。

ただし、長袖のシャツを着用するはずですが、色に決まりはありません。

キュロットも、ベージュでも白でも可です。

ブーツも黒でも、茶でも決まりはありません。

ヘルメットには、目立つように競馬の騎手の方がつけるような派手なカバーをかぶせる方もいます。

森のような野外を走るので、何かあったときに目立つようにとの配慮だと思います。

4.競技服は何からそろえれば良いでしょうか

これから乗馬の競技服をそろえるのであれば、まずはベーシックなものを購入することをお勧めします。

黒い上らん、黒いブーツ、白いキュロット、白い手袋とタイ類です。

実は、乗馬の練習用の服もですが、競技用の服も非常に高価です。

上らんも実は、少し丈の長めな馬場馬術向きと少し短めの障碍飛越向きのものがありますが、平均的な価格は4~6万炎ぐらいです。

革の長靴(チョーカ)にしても、馬場馬術用の少し長めで細身のしっかりした型崩れしにくい革の物はフルオーダーで10万円前後、 障碍飛越用の足首の部分が動かしやすくなっていたり、レースアップのものも8万円前後します。

キュロットも、安くても1万円以上はします。

馬場馬術の燕尾服に至っては、本当に高額です、フルでそろえると30万円ぐらいでしょうか?

そうそう、買い替えれるものでもないので、まず始めはオールマイティに使えるものをお勧めします。




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