新体操のピボットが上達する練習方法

新体操の難度のカテゴリーには、ジャンプ・バランス・ローテーションの3種類があり、そのカテゴリーの中に何種類もの難度があります。

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今回は大きなカテゴリーのローテーションの中でも、片足を軸にして形を作り回転要素を加えた難度を「ピボット」と言います。

新体操ではピボットと言いますが、バレエでは「ピルエット」というものとよく似ています。

ここではピボットがうまく回れるようになる基本を説明します。

1.ピボットの種類

2017年からの新体操のルールブックに掲載されているローテーションの種類は大まかに21種類。

難度の個数は43個です。

ローテーションの中にはかかとを床につけて回転するものや、足以外の体の部分によるローテーションもありますが、ここではかかとを上げて片足軸で回転する「ピボット」のみに絞って説明させていただきます。

2. 準備動作

ピボットの準備動作です。

基本となる準備動作ですので、難度の形によって変わってくるものもありますが、基本としてできるようにしていきましょう。

まず5番の足、両手はおへその下で大きな風船を持っているように準備します。

そこから5番ルルベをしながら同時に両腕を上げ体を引きあげます。

5番ルルベの前にある足を1歩前に出しながらかかとを下します。

足を前に出すときにかかとを前に押し出して、足先が横に向くように置きます。

前に出した足に体重をかけ、前の足は膝が少し曲がる程度にプリエ。

後ろの足は伸ばしましょう。

手は足を置く動作と同時に、前に出した足の方の手は胸の前に、後ろの足の方の手は横に置いてください。

前に置いた手の腕は、少し肘を曲げて半円を作るように優しくおいてください。

おへそは横に向かないよう、骨盤をまっすぐにしてください。

ピボットのときにとても重要になるのがルルベの高さと上半身の形です。

両肩・左右の骨盤を線で結び、四角を作るイメージをしてください。

この四角がゆがんだりねじれたりしないように、かまえのときから体幹を引き上げておいてください。




この姿勢がピボットの基本の準備動作、「かまえ」と言われるものです。

3.回転のやり方、練習

かまえの動作を覚えたら次に回転する方法です。

小さいお子様でも練習するとすぐにできるようになる「パッセピボット」を基本ここでは説明していきます。

パッセとは片足の膝を曲げて上げ、軸になる足の膝の上につま先を軽くつけ、上げた足が三角形を作るようにバランスをとる形です。

さて、この形に回転を加えます。

まずはピボットのかまえをしてください。

かまえをしている後ろの足をパッセの形に持ってきながら、軸にある前の足の膝を伸ばしながらルルベにします。

ルルベにするときに足先が浮いてしまって飛んでしまったり、膝をピンと勢いよく伸ばしてしまわないようにしてください。

軸足は形を作るときに使う体の引っ張りで、膝を伸ばしてルルベになるようにしてください。

これだけでは十分に回転を加えることができません。

後ろにある足でしっかり床を押して回るきっかけを作りながら、パッセの形に持ってきます。

床を押すと同時に、横に置いてある手を体の前まで振ってきて、軸の方の手と大きな風船を抱っこしているようにポジションを取ります。

軸の方の手はかまえのときに前に置いてあるので動かさないようにしましょう。

そうすると回転がかかり、回れるようになります。

回転中も上半身の四角を崩さないように体を引っ張りましょう。

回り終わりは、軸のかかとを下してしまわないで、軸足のルルベに形を作っている足をルルベでそろえにいってください。

5番ルルベでピボットは終わりです。

ピボットの軸は頭から軸の足までまっすぐ1本に軸を取ることがコツです。

今回はパッセを例に挙げて説明させていただきましたが、他にもたくさんの種類があります。

足のポジションの違いでいろんなピボットができるようになりますので、ルールの沿って回りたい形をまず練習し、そこから回転を加えてピボットの難度にしていけるようにしましょう。

ピボットは1回転よりも多く回れる方がいいので、体幹を強くしてルルベを高くし、2回3回と回転数を多くしていけるようにしましょう。




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