試合のルール | バドミントンの基本

バドミントンを始めるにあたり用意する道具は、ラケット、シャトル、シューズ、ウエアの4つです。公式試合でなければ、ウエアは動きやすい運動に適したジャージなどでも構いません。

競技場所は、各地域にあるスポーツセンターなどを利用するといいと思います。それでは、バドミントンのルールを理解し、試合ができるように説明していきます。

目次

1.試合のルール

本項目では、公益財団法人日本バドミントン協会が採択している競技規則書を基に説明していきます。

まずプレーを始める前にトスをして「最初にサービスをするか、レシーブをするか」または「試合開始時にどちらのエンド(ネットを挟んで奥側か手前側か)を選ぶか」を決めます。国際試合ではコイントスが行われますが、日本国内ではじゃんけんで決めることが多いです。

試合はシングルス(1人対1人)、ダブルス(2人対2人)ともに2ゲーム先取の3ゲームで行います。ゲームで21点を先取したサイドがそのゲームの勝者となります。

ただし、20点同点となった場合はその後最初に2点リードしたサイドがそのゲームでの勝者となります。点数が29点の同点となった場合は30点目を得点したほうがそのゲームの勝者です。

ゲームに勝ったサイドが次のゲームのサービスを行うことになります。第1ゲーム終了時にエンドの交代を行います。エンドの交代は2ゲーム目が終了し3ゲーム目へ続いた場合と、3ゲーム目においてどちらかのサイドが11点を得点した際に行います。

続いてシングルスとダブルスについてのルール説明をしていきます。

2.シングルスの試合進行について

トスを行いサーバーとレシーバーが決まったら、いよいよ試合開始です。サーバーのスコアが、0 か偶数のとき、それぞれ、右サービスコートでサーブし、レシーブをします。

またサーバーのスコアが、奇数のとき、それぞれ、左サービスコートでサーブし、レシーブをします。

レシーバーがラケットを動かし打ち返そうとする動きを始めた段階から、ラリーの開始です。ラリーでは、サーバーとレシーバーは、シャトルが「インプレー」でなくなるまで、そのプレーヤーのサイドのどの位置からでも、交互にシャトルを打ちます。

「インプレー」という単語が出てきましたので、ここで説明します。

インプレーでなくなる場合というのは主に2パターンです。厳密にいうと3つあります。「フォルト」、「レット」となる場合です。ここでは、理解しやすい主な2パターンのみ説明させていただきます。

1つめはシャトルがネットやポストに当り、打者側のコート面に向って落ち始めたときです。

2つめはシャトルがコート面に触れたときです。

続いて得点方法とサービス権の移行について説明していきます。

3.得点方法(スコアリング)とサービングについて

サーバーがラリーに勝ったとき、そのサーバーは1点を得ます。そして、そのサーバー
が、もう一方のサービスコートから、再びサービスをしてゲームを継続します。




レシーバーがラリーに勝ったとき、そのレシーバーは1点を得ます。そして、そのレ
シーバーが新しいサーバーとなります。サービスコートについては前項で述べた通りです。

次に、ラリーに勝つとはどういう場合なのかを説明します。ラリーに勝つとは相手のサイドが「フォルト」をしたり、シャトルが相手のコート内に落ちてインプレーでなくなったりした場合です。

ここで「フォルト」について説明します。フォルトについて競技規則では19事例定義されています。全て説明すると長くなりますので、ここでは試合の際に発生頻度が高い3つのフォルトをご紹介します。

1つめは正しいサービスが行われなかった場合です。サービスについても競技規則において細かく定められています。ここでは発生頻度の高い具体例を3つだけ上げます。

1つはサービスの際に、サービスコートの境界線に触れて立ってしまっていた場合です。

もう1つはサービスの際には両足の一部分が、サービスを始めてからサービスがなされるまで、その位置でコート面に接していなければならないのですが、そうならなかった場合です。

3つめはコートの境界線の外にシャトルが落ちた場合です。ネットの上を正常に越えても、相手の定められたコート内に返球できなければフォルトです。ちなみに境界線の上や線の内側に落ちた場合はフォルトにはなりません。

4.ダブルスの試合進行について

ダブルスの試合では2人対2人で行うためサービス権の移行やレシーバーの立ち位置で複雑に感じるかもしれませんが、ほぼシングルスと同じです。

サービングサイドの得点が0か偶数なら右サービスコートから、奇数なら左サービスコートからというのは同じです。スコアリングとサービングについても同様です。

サービス権が移る場合、新しくレシービングサイドになるプレーヤーは、直前にサーブした同じ
サービスコートに留まります。レシーバーのパートナーには、その逆の形を適用します。

サーバーと斜めに向き合っているレシービングサイドのプレーヤーがレシーバーです。プレーヤーは、そのプレーヤーのサイドがサービスをし、得点するまで、それぞれのサービスコートを替えてはいけません。

サービスはいかなる場合でも、サービングサイドのスコアによって定められたサービスコートから行われます。少しややこしいので、サービス権の移動について箇条書きにします。

⑴ 右サービスコートからゲームを始めた最初のサーバー

⑵ 最初のレシーバーのパートナー

⑶ 最初のサーバーのパートナー

⑷ 最初のレシーバー

⑸ 最初のサーバー

上記の流れでサービス権は移行していきます。

以上がバドミントンの主なルールと試合の流れです。実際にプレーするとより理解ができると思います。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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