新体操のクラブが上達する基礎練習

クラブは新体操の手具の中で唯一、2本で1つの手具です。

マラカスやボーリングのピンと形は似ていますが、マラカスほどヘッドは大きくなく、ボーリングのピンほど太くなく、重さも150g程度と扱いやすくなってます。

新体操の手具の中で2つを扱わないといけない手具ですので、両手一度に使う大変さがあります。

2つ手具があるので技にもいろんな使い方ができるのもクラブのいいところです。

クラブが上手に使えるように基礎の練習をしていきましょう。

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1.クラブの持ち方

新体操のクラブはヘッドの部分が少し大きくなっていて、重さがあります。

その重さを使って操作しますので、持ち手の部分は握ってしまわないで、持ち手の丸い部分を隠すように親指と人差し指で軽く握り、後の指は優しく包むように添えてください。

持ち方の基礎はこの後の瀬宇佐の基礎にも重要になってきますので、固く握らないことに気を付けて覚えておいてください。

クラブを持つときは、手首が折れてしまわないように、腕からの延長としてまっすぐ伸ばせられるようにしましょう。

2.小円

小円の基礎に入ります。

左右体の横で親指と人差し指で丸を作り、そこにクラブを引っ掛けるように軽く持ちます。

前から上を通って後ろに回してみましょう。

この時しっかり肘を伸ばして肩を下げましょう。

手首をくるっ、くるっ、と回すように、手首を中心にしてクラブを回します。

肘が曲がってしまうと、肘中心での回しになってしまいますので気を付けましょう。

後ろへ回す小円ができたら前に回す小円をしていきましょう。

前に回すときほど肘が曲がってしまいがちになりますので、肘を伸ばして手首のスナップをきかせて回しましょう。

体の床の面での小円ができるようになったら、腕を横にあげて床と水平にクラブを回す小円をしてみましょう。

顔に近くなるので少し怖さが出てきますが、体に合ったサイズのクラブで肘をしっかり伸ばして行うと当たることはないのでチャレンジしてみましょう。

両手一度にするのが難しいときは、片手ずつからの練習で構いません。

片手ずつで練習していき、両手で小円をするときは、左右のクラブがバラバラにならないよう同時に回せるようにしましょう。

同時に回せるようになってきたら、応用でタイミングよく2本のクラブをずらして小円をしたり、回す方向・場所を変えて様々な小円を習得できるようにしましょう。

3.風車

クラブの演技の中で、くるくると2本を交互に回して操作しているのをご覧になったことがあると思います。

それを「風車」と呼んでいます。

風車の基礎をしていきましょう。

まず、風車の基礎になるのが「小円」です。

小円を軽く持ってできるようになると、風車は小円の組み合わせなので綺麗に回せるようになります。




まず、体の前に肘を伸ばしてクラブを腕からまっすぐ出すように準備しましょう。

持ち方は小円のときと同じように持ちますが、中指も添えて使えるようにします。

右手のクラブから、手の上を左方向に床と水平に1回転させます。

次は左手のクラブを同じように左方向に手の上を1回転させます。

次に右手のクラブを左方向に手の下を床と水平に丸をかくよう1回転させます。

最後に左手のクラブも同じように左方向に手の下を1回転させます。

手首で回すことを忘れないでください。

最初はゆっくり1つずつでいいので、これを繰り返していきます。

小円のときと同じでクラブを手で持ちすぎないことが大切です。

クラブを持ちすぎてしまうと、手首で回せず回しが固くなってしまいますので、薬指と小指は使わないようにしましょう。

綺麗に風車が回るようになってきたら、少しずつリズムを上げていき、右(上)→左(上)→右(下)→左(下)とスピードを速めていきましょう。

体の前での風車ができるようになったら、頭の上での風車です。

頭の上での風車は肘を曲げてしまいますと顔に当たってしまうので、しっかり肘を伸ばして行ってくださいね。

まっすぐ上にクラブを準備します。

体の前の風車と同じで右手から腕の前を左方向に1回転させます。

次に左手を左方向に腕の前を1回転。

次に右手を腕の後ろで左方向に1回転。

最後に左手を腕の後ろで左方向に1回転させます。

右(前)→左(前)→右(後ろ)→左(後ろ)の順番でリズムよく回していきましょう。

風車も両手が難しければ片手ずつ練習を始めて、両手を合わせていくのもいいと思います。

風車がきれいに回るようになってきたら、手首を離さないようくっつけて風車ができるようにしていきましょう。

反対回しの風車はスタートの手を反対にして行ってください。

同じ方向だけでなく反対方向もできるようにしましょうね。

4.小さい投げ

小さい投げの基礎です。

クラブの小さい投げは手首を使って投げます。

腕で投げると大きくなってしまいますので、手首で投げることを覚えておいてください。

まず、持ち手から手首でクラブを半分ひっくり返してヘッドの部分を取ります。

次にヘッドの部分から半分ひっくり返して持ち手を取ります。

これを繰り返していき、手首で返せるようになってきたら1回転させて持ち手から持ち手を取れるようにしましょう。

片手の小さい投げができるようになってきたら、両手同時に1回転させて投げる。

両手のクラブを右→左→右→左と交互に滝状の小さい投げにも挑戦してみましょう。

小円・風車・小さい投げの基礎はしっかりおこなってください。

基礎ができていると、そこから応用して技につなげることができますので、練習を頑張ってください。

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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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