ボクシングと言えばサンドバッグですね。思い切りサンドバッグを叩いていい音が出れば、ストレス解消にもなって非常に気持ちいいです。
サンドバッグのないボクシングジムはないでしょう。どのボクサーも必ず練習するサンドバッグ、その効果と練習方法を見ていきましょう。
1.サンドバッグの効果
サンドバッグはヘビーバッグともいわれます。比較的柔らかいものから、硬いものまで、色々あります。
ジムに入って、縄跳び、シャドーをしてから、このサンドバッグをやらせてもらうことが多いですね。
サンドバッグの効果で一番大きいものは、パンチ力の強化。パンチ力の強化には、懸垂やハンマーの振り下ろしなど、色んな方法がありますが、やはり一番は実際にパンチを思い切り打つことにあります。
サンドバッグを3分間打ち続けるのは非常に疲れますよ。本当に良い運動になります。
2.サンドバッグの良い練習方法
オススメのやり方は、1ラウンド目はとにかく力一杯打つ事。サンドバッグの前にはシャドーで正しい打ち方など教わりますが、それは一旦忘れて思い切り打ちましょう。
正しいフォームというのも重要なんですが、やはりパンチを強く打てるといことがボクサーとしての一番の魅力ですし、ボクシングをしていて楽しいと思える瞬間の一つです。
2ラウンドは、正確なフォームを意識して、ジャブとストレート、ワン・ツーを中心に打っていきます。その時、引きを早くすると良いです。
よくやってしまうのが、サンドバッグを押すようなパンチを打ってしまう事。見た目はパンチ力があってよいと思われがちですが、サンドバッグは揺れないのがベストです。
3ラウンド目は、サンドバッグの周りをフットワークを使いながら回り、さらにジャブが打てるとよいでしょう。同じ位置にずっといて戦うボクサーはいません。自分の位置を少しずつ変えながら戦います。
サンドバッグでそれが意識出来ればいいですね。
また、距離感の練習もできます。自分の一番戦いやすい距離というのは人によって違いますが、一般的には自分のジャブがぎりぎりあたるような距離です。自分のジャブがぎりぎり当たるようであれば、ストレートももちろん当たります。
少し遠いのではないか、というくらいがちょうどよいです。打とう、打とうという気持ちが強すぎて、サンドバッグとの距離が近くなってしまうことがよくあります。
意外にパンチというのは届くものです。ジャブが当たるか当たらないかの距離を確認し、サンドバッグに打ち込む練習をすると、腰を回すようになり、強烈なパンチが生まれます。
あとは、近づいて連打をするのもいいですね。1ラウンド3分間ずっと休まずパンチを打つ選手はいませんが、練習ではサンドバッグラッシュといって、ずっと強打する練習もあります。
体力に自信があったらやってみましょう。2人1ペアになって、30秒ずつのラッシュをそれぞれ10セットやったりしますね。30秒思い切り打って30秒休む、これを交互に10セットです。かなりきついです。
思い切りサンドバッグを打つとストレス解消にもなりますし、全身運動なのでダイエット効果も高いです。サンドバッグを相手だと思って、何度も打ち込みましょう。
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