サークリングは円を描くように左右にステップするフットワークです。自分のパンチが打ちやすい芭蕉や相手のパンチの外に移動するときに使います。

ステップイン、バックステップ、サイドステップすべてを絡めてサークリングのやり方を見ていきましょう。

1.サークリングのコツ

サークリングのやり方は、基本的にサイドステップと一緒です。サイドステップを使って、リングを回るだけです。

右に回る時は右足から、そして同じ分だけ左足も右へ。左へ回る時は、左足から。そして同じ分右足を左へ移動させます。

円の中心は相手になります。相手を中心に、サークリングをします。

身体の向きにも注意です。反復横跳びのように、相手に正面を向いていてはいけません。ファイティングポーズの半身の姿勢で行って下さい。そうすることで、相手が攻撃できる面積を減らせます。

しかし、右足から、左足からと考えていると、混乱してしまうので、最初は半身の姿勢で歩くイメージでいいでしょう。

一つだけ注意することは、両足を交差させない事、揃わせない事。この状態は下半身のふんばりが効かなくなり、衝撃に非常に弱いのです。ボクシングにおいては、サークリングするにも何をするにも、下半身は常に一定のスタンスであることが理想です。

サークリングをされると、相手は標的が常に移動することになり、手を出しにくくなります。そしてサークリングをしている側はジャブ等攻撃が打ちやすくなります。




2.サークリングからの攻撃

ステップを繰り返しているので、パンチの威力自体はそこまで上げられないのですが、サークリングをしながらのジャブ、それが決まるようであれば、一気に飛び込んでフィニッシュに持っていくといった戦略も多く見受けられます。

サークリングが非常にきれいだったのはボクシングの殿堂モハメド・アリですね。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」とは、まさにフットワーク、特にサークリングをしながらのジャブやそれにつなげるストレートの事を言っていました。

アリはそれ以外にも、アリシャッフルという特徴的なフットワークで相手を混乱させています。Youtubeでその映像も見る事が出来るので、お手本を知るという意味で見てみましょう。

また、サークリングは縄跳びの時でも意識して練習できます。ジムが少し広くないとだめですが、縄跳びをしながら横に移動するのです。

縄跳びをしながら左右へ移動するのは、上半身下半身両方の動きになるので、最初はとまどうかもしれませんが、慣れればそれがサークリングにいきてきます。

また、サンドバックを打つ時も、ただその場に立って打つのではなく、サンドバッグの周りをサークリングしながら打つとよいでしょう。

サークリングしながらジャブを連続で打てるようになると格好いいですよ。アングルを変えながらジャブを打てることになるので、相手はガードしにくくなります。

ステップイン、バックステップと合わせて、前後左右に動けるボクサーを目指しましょう。




おすすめの記事