ファイティングポーズと拳の握り方 | ボクシングの基本

ファイティングポーズとは、比喩的にも使われますが、まさに戦う姿勢です。半身の姿勢をとり、両手の拳を軽く握り、左拳を顔の前に、右拳は頬につけ、顎を引いて構えます。

ボクシングの基本中の基本、そして最も大事なファイティングポーズに関して、書いていこうと思います。

目次

1.拳で箱を作る

ボクシングは英語でBoxingと書きます。リングを箱とみなしBoxingとなったとする説と、握った拳が箱のようであることからBoxingとなったという説があります。

ボクシング発祥の古代ギリシアにおいては、リングなどなかったでしょうから、後者の方が有力だと思います。それだけ拳というのは重要なのです。

そのBOXである拳を作る前に、ジムに行くとトレーナーさんにバンテージという手を守る包帯を巻いてくれます。

これを巻くと、一気にボクサーに近づいたように感じ、強くなったように思えますよ。

そして教わるのが拳の握り方です。小指から握り込み、最後に親指で4本指を固定するようにして、拳を作ります。

筋肉が硬直してスピードが出なくなってしまうので、そこまできつく握る必要はありません。軽く、理想は生卵を握っているような感覚です。

それが出来たら、次はボクシングのファイティングポーズを取ります。

2.ファイティングポーズの作り方

ボクシングのファインティングポーズは、簡単に見えてなかなか難しい。しかもその姿勢を維持するのは結構疲れます。

まずは下半身からつくっていきます。

肩幅より一足分だけ足を開き、右利きであれば左足を一足プラス半分前に出します。そして両足を約45度右に向けます。

そこまで高く上げる必要はありませんが、軽くつま先立ちで、両足の親指に力を集中させるイメージです。親指に集中するのは、ステップをしやすくするためです。

この状態でまず膝を柔らかく、リズムを取れるようになっていると良いですね。前、後ろ、前、後ろとリズムを取って膝を動かしてみましょう。ボクシングにリズムは非常に大事です。

そしてこの状態だと、胸は右斜め45度を向いているはずです。

相手の正面に胸が来ることは、殆どのスポーツで良しとされません。野球やバスケなどでも、常に半身の姿勢で相手と対峙する事が基本とされています。




でも顔はまっすぐ前を向いてください。そして両手をまっすぐ上にあげ、ストンと左拳を顔の前、右拳を自分の右頬に落としてみましょう。

これでボクシングのファイティングポーズの完成です。

3.常にガードを意識する

この構え、非常に窮屈だと思います。こんな構えでは攻撃できないと感じます。
攻撃だけならば、手をだらんとさげて相手に真正面で向かい合う方が楽でしょう。

実際そういうボクサーもいます。

しかし、そういうボクサーであっても、ピンチになったりすると基本のファイティングポーズに戻ります。基本のファイティングポーズは、全てのボクサーにとって必須の技術なんですね。

ではなぜ、こんなにも窮屈なのかというと、それはファイティングポーズが基本的に防御重視でつくられているからです。

「ファイティング」という名がつくのに防御重視とはおかしな気もしますが、相手がいてのボクシングです。その相手は、自分を倒そうと必死に攻撃をしてきます。

その攻撃を防御するために、最も安全な構えがファイティングポーズなのです。

こうして書くと、矛盾しているような名前ですね。

左拳を前に出すことで、相手の自分への顔面攻撃を防いだり、相手が出て来れなくしたりする効果があります。実際相手に左腕を伸ばされるだけで、視界は格段にせまくなります。

右拳を頬に付けておくのは、人間の急所であるこめかみや、顎を守るため。

もちろん、自身も攻撃をしなければいけませんが、攻撃のあとは素早くこのファイティングポーズに戻る必要があります。

以前、ボクシングの世界チャンピオンである畑山選手が、攻撃だけは誰でも出来る、防御が出来るのがボクサーである所以だと仰っていました。

攻撃だけあればただの喧嘩のようなものになってしまいます。
防御重視のファイティングポーズは、まさにボクサーがボクサーであるための証のようなものなのでしょう。

左拳はジャブ等攻撃のきっかけとなるのでリラックスさせてもいいですが、右拳は常に右頬の位置にあるのが理想です。

そして拳をリラックスして握り、右拳を少し移動するだけで頭部やこめかみ、顎をいつでも守れるようにしておくこと、これがボクシングのファイティングポーズ、基本中の基本です。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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