ボクシングを練習するにおいて、フットワークは一にも二にも重要な要素です。リングをどのように移動するか、動き回るかに「フットワーク」という言葉は使われます。

ステップイン、バックステップ、サイドステップ、サークリングは元を辿れば全てフットワークという言葉に行きつきますので、しっかり練習しましょう。

1.蝶のように舞い蜂のように刺す

ボクシング好きの方なら誰でも知っている、モハメド・アリの名言です。特に「蝶のように舞う」というのは、モハメド・アリの華麗なフットワークを指すものです。

フットワークの出来如何で、ボクシングの幅も無限に広がっていきます。ボクシング初心者の方であれ、プロのボクサーであれ、フットワークというものは研究しがいのある動作です。

ボクシングの醍醐味はパンチだ、というのはもちろんです。しかし、そのパンチは基本のフットワークから生まれているのです。

2.基本のフットワークの練習方法

ボクシングのジムに入会すると、テーピングを巻いてもらい、次に縄跳びをするのが一般的です。その後ファイティングポーズの構え方を教えられ、そのファイティングポーズのまま前後左右にステップする動作を教えてもらいます。

まずは前と後ろへステップを踏む練習です。上体が前のめりになったり、後ろに反ることのないように注意しましょう。踵を上げて、前に歩く、後ろに一歩下がるイメージでOKです。これで立派なフットワークです。

前に行く際は、ファイティングポーズの姿勢から左足を1歩前に出します。そしてそれと同じ分だけ右足を前に移動させます。




戻る時は右足から。1歩分動かし、左足も同様に戻します。

右へ行く場合は右足から大体2足分くらいでしょうか。右へ踏み出し、同様に左足も同じ分だけ右へ移動させます。左へ行くときも同様です。学生の時行った反復横跳びをイメージしましょう。

ここでも上体が前のめりになったり、反らないよう注意してください。

3.常に同じスタンスを意識する

フットワークの練習でよくやってしまうのが、足のスタンスが極端に広くなったり狭くなったりする事です。

広くなるのはまだ良いのですが、狭くなっている時にパンチを貰ってしまうとバランスを崩しやすく危険です。同じスタンスでフットワークすることを意識してください。

また、小さく飛ぶことも重要です。対空距離が長いと、これもまたパンチを食らってしまった時ダメージが多くなります。

まさにモハメド・アリの言う「蝶のように舞う」とは、飛び跳ねることではなく、リング上をスケートのようになめらかに滑ることを言います。

フットワークは対人格闘技で最も重要な距離感を作りだすものです。剣道、空手、柔道全てにおいてフットワーク(足運び)は基本とされています。

フットワークを使う、というと相手から逃げるためのものといったイメージもありますが、しっかりと攻撃につなげ、距離を制するためのものです。

華麗なフットワークを行うアリや、シュガー・レイ・レナード等名ボクサーの動きを参考にして、しっかり反復練習しましょう。




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