民謡に合わせて腰を低くして、足を交互に前に出してしまってくる、というステップを見たことがあると思いますが、それがコサックダンスです。
ロシアの伝統舞踊と思われがちですが、ウクライナの伝統舞踊だそうです。
新体操の「コサック」もコサックダンスからきているもので、形もよく似ています。
新体操の難度でもジャンプ・バランス・ローテーション難度の基本として0.1点の価値からありますので、練習していってみましょう。
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1.コサックの形
正座になります。
片足を前に伸ばして出してみましょう。
片足が前に伸びていて、両足の膝がそろっている形を「コサック」と新体操では読んでいます。
2.コサックジャンプ
コサックジャンプは片足ふみ切りで行いますが、大ジャンプや鹿ジャンプのような片足ふみ切りと少し違います。
シャッセをした後、上げる足を前に先に上げてきます。
上げる足を上げたらすぐに、もう片方の足で床をけりジャンプを飛びます。
上げる足を前の90度まで上げて、床をふみ切った脚は膝を曲げてきて、両足水平に・両膝が同じ高さになるように形を作ってジャンプをしましょう。
着地はふみ切った脚から降りて、上げた足をそろえてくるようにしましょう。
基本のコサックジャンプができるようになったら、上げる足を顔の前まで上げてくるコサックジャンプや、回転をかけたコサックジャンプなど、応用したコサックジャンプの難度にも挑戦していきましょう。
3.コサックバランス
コサックバランスは、軸になる足をルルベにしてしゃがみます。
上げる足は、ひざつま先を伸ばして前に出して床の上に準備します。
準備ができたら、前に出してある足を軸になる足の膝の高さと同じ位置まで上げてきます。
この時、上げる足はつま先から遠くに引っ張るように上げてきましょう。
軸足はルルベでしゃがんでいる状態ですが、足を上げて形をつくる時には、お尻を少し持ち上げて、お尻が軸足のかかとの上に乗らないように浮かせてください。
上半身は、左右の肩・左右の骨盤を線で結んだときに、きれいな四角形ができるよう、まっすぐきれいな姿勢を作ります。
足だけでバランスをとるのではなく、上半身をしっかり上に引っ張って、バランスをとれるようにしましょう。
上げる足が90度のコサックバランスで止まれるようになったら、上げる足を顔の前に上げてきて持つ難度や、支持なしで顔の前まで上げてくる難度にも挑戦してみてください。
4.コサックピボット
コサックピボットをするときのかまえは、バランスのときのようにしゃがんでいても、腰を少し高いところでかまえても、どちらでも構いません。
後ろに引いた足を、床の水平面を通って振ってきます。
軸になる足の膝にくっつけてきてコサックの形を作って回りましょう。
回るきっかけとして、軸足の手で床を押してもいいです。
コサックバランスのときと同様、上半身の四角形を崩さないようにすることが大切です。
2回・3回と回転数が増えると+0.1点づつ勝ち点が上がっていきます。
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