バレエでは「ジュッテアントルナン」と言われているジャンプで、新体操では「ジャンプターン」は「ターンジャンプ」と呼ばれていることもあります。
新体操の難度の中でも大きくダイナミックな難度です。
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ジャンプターンの種類には、大ジャンプのように大きく開脚をして行うものや、鹿ジャンプの形で行うものがあります。
この2種類から応用してバックル要素・後屈要素を取り入れた形を取り入れて価値が上がっていきます。
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大ジャンプの形で飛ぶジャンプターンの説明をしていきます。
1.ジャンプターンをするために
大ジャンプと同じで、ジャンプターンは開脚度が180度開いていて点数になります。
前後開脚が180度開くことが前提になりますので、ジャンプターンを習得するためにイス開脚等の段差開脚のトレーニングでしっかり開くようにしていきましょう。
2.ジャンプターンのとび方
大ジャンプや鹿ジャンプの片足ふみ切りジャンプとは異なり、ターンジャンプはシャッセをした後に回転してそこからふみ切り、難度の形に持って行きます。
右足のジャンプで説明していきます。
ゆっくり足や体の運びを覚えてもらえるように説明していきますね。
まず身体の右側が飛ぶ方向に向くように5番ルルベで準備します。
5番ルルベで準備した時に、両手を横に出して準備をしてみてください。
右手がジャンプを飛ぶ方向に向いていたら正解です。
ここからギャロップをするようにシャッセをします。
右→空中で左足を右足に当てる→左足が床に降りて→右足が床に降りる。
という順番でシャッセをしていると思います。
シャッセをして右足が降りたら、体を右側に反転させながら左足を進行方向に右足より前に置きます。
左足を置くと同時に体をもう少し回して進行方向と反対を見るぐらいまで回ります。
身体を回転させる勢いで、右足を大きく進行方向に出しながら左足でふみ切って大ジャンプの形を作りましょう。
足はバットマンをするように、つま先を下から進行方向に向かって足を出していきます。
回転しているのでよく前に出す足を水平の位置から振ってきてしまいますが間違いです。
足を水平の位置から振って出してきてしまいますと、上半身が開いてしまい、出す足も進行方向よりも回ってしまい、ジャンプのときに前に飛べなくなります。
また、膝を曲げてきて前に出すときに伸ばすと、大きな180度の開脚でのジャンプができません。
必ずバットマンのように振ってくることを忘れないでください。
手は、シャッセのときは右手で進行方向に引っ張り、ふみ切り前の回るときは左手を右手につけるように寄せてきて、ジャンプを飛ぶ時に前に出す足と同時に、右手を進行方向に、左手を後ろに振ってジャンプの補助をします。
着地は右足が降りたら左足を寄せてくる間にシェネが1周入ります。
最初はゆっくり足の運びを覚えていって、少しずつシャッセやジャンプに高さ・勢いをつけていき、最終的には大きなジャンプになるようにしていきましょう。
ジャンプターンのとび方がわかれば、応用して飛ぶ時の形を変えて違う難度もできますので、練習してみてください。
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