新体操にとって股関節の柔軟は、難度をするためにとても大切なトレーニングの1つです。
新体操のトップ選手も股関節の柔軟は必ず欠かさず行っています。
股関節が固いと、新体操の難度では、価値点も低いものしか実施できません。
股関節の可動域を最大限に広げ、開脚度のある大きな難度ができるようになるため、いきなり負荷をかけるのではなく、コツコツと毎日の柔軟で柔らかくしていってください。
1.前後開脚
まず、前後開脚が左右とも床でぴったりとつくことができるようになってください。
できるだけ股関節をずらさずにまっすぐ開脚できることが理想です。
床にぴったりとつくようになったら、少し負荷をかけます。
椅子やソファなど、床よりも高い位置に前の足を置き、後ろの足は床で前後開脚をします。
とても痛いので、最初はあまり高くないものから少しずつ高さを上げていってください。
前が終われば次は後ろの足だけを高さのあるものに置いて、前の足は床に置き前後開脚をします。
できるだけ上体を倒さないように、骨盤の上に体が来るよう持ち上げておくとなおいいです。
片足ずつの負荷では物足りなくなったら、高さのあるものを2つ前後に用意して足を両方とも乗せて開脚をします。
片足でも両足でも、骨盤がずれてしまっては意味がないので、まっすぐ開脚をすることを心がけてください。
痛いと体に力を入れて反発しようとしてしまいます。
柔軟にも筋力はいりますが、反発する力によって変に筋力がついてしまい、股関節の動きを悪くしてしまいます。
しっかり呼吸をしながら体の力を抜いて、股関節を緩めて行うようにしてください。
2.左右開脚
左右開脚も同様に、高さのあるもので開脚に負荷をかけていきます。
まずは片足から乗せます。
お尻を浮かせて、足の内側をまっすぐにして筋を伸ばしていきます。
開脚度が甘いと、床にある足の膝が痛くなってしますので、直角に曲げて置き、ひざの故障を防いでください。
左右開脚は180度開かないといけないのですが、左右開脚に負荷をいきなりかけすぎると股関節を故障しやすいので、焦らずにしていきましょう。
前後・左右ともに開脚がある程度開く方は、2分以上は毎日するといいと思います。
私が大学生の頃は5分ずつ行っていました。
いきなり5分というのはきついと思うので、少しずつ負荷を増やしながら時間も長くしていってください。
トップ選手になると、バレエで使うバーや椅子の背もたれの上の部分に足を置いて柔軟したりします。
開脚が開いてくると、演技にも幅が出て、また体のけがにもつながりにくくなります。
高さのあるものに足を置いても、開脚が床につくように毎日の柔軟を頑張ってくださいね。
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