新体操のローテーション難度の中でも勝ち点が0.1点と、小さいお子様でもチャレンジしやすい開脚の回転。
前後開脚をして体を前に倒して前の足をもって、開脚している足を軸にしてコロンと床の上を回ります。
開脚の回転は前後開脚ができれば誰でもできるようになります。
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新体操で小学生の子供さんが手具を持たずに踊る「徒手」の演技にも取り入れやすく、左右どちらもできるようになるのが早い難度です。
挑戦してみてください。
1.開脚の回転をするために
開脚の回転の難度は、何よりもしっかり開脚が開いていることと、骨盤をずらさずに開脚をして回ることが大切になってきます。
回っている間も開脚度が見えること、回り終わった後に必ずまっすぐの開脚に戻せることも重要です。
まずは、骨盤をずらさずに前後開脚ができるようにしていきましょう。
前後開脚をするときに、膝立ちから開脚に入れるようにしましょう。
膝立ちから前に膝を伸ばして足を出します。
この時に骨盤がずれてしまう人もいるので、腰に手をおいて、左右の位置が真横になっていることを確認しながら開脚をしていきます。
骨盤をずらさないための力の使い方のコツがあります。
前に出している足の股関節を後ろに引き、後ろの足の骨盤を前に押しながら、足を前後に開こうとするのではなく、足と足の間に体を下していくように開脚をしていきます。
開脚を開く過程だけ力を使うのではなく、床に開脚がついた後も体を休憩させないよう、骨盤にしっかり力を入れておきましょう。
開脚の回転の難度だけでなく、骨盤をずらさないようにすることは基本になりますので、必ずできるようにしてください。
2.回り方
さて、開脚がきれいに開くようになったら上体を前に倒します。
前屈と同じように、背中がなるくならないように前に倒しましょう。
両手で親指が上、残りの指でアキレス腱を包むように足首を持ちます。
つま先を伸ばすとアキレス腱が固くなります。
回っているときにつま先が緩まないよう、手でアキレス腱の固さを確認できるようにしてください。
上体を前に倒すと同時に、後ろの足の膝を伸ばしましょう。
後ろの足の膝を伸ばすと膝小僧が床から離れます。
つま先を伸ばして足を引っ張るように膝を伸ばし、キープしてください。
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この形が作れたら、前にある足の方向に、肩→背中→肩と床につけていくように回ります。
回っている最中の開脚度が閉じてきてしまわないよう、後ろの足でしっかり引っ張っておいてください。
背中が丸くならないよう、胸を張っておでこを前の足につけて最後まで回ってください。
回り終わりが開脚に戻ってきていないことがよくありますが、きちんと開脚の状態まで足・身体を戻してきましょう。
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